Canonicalは米国時間10月26日、高速な起動処理を盛り込んだUbuntu Linuxの新バージョン「Edgy Eft」を公開する。
Edgy Eftには数々の新機能があるが、そのなかの1つにUpstartと呼ばれる起動処理がある。CanonicalはUbuntuを半年毎にアップデートしているが、「Dapper Drake」6.06版は当初の予定より数週間遅れで2006年6月に公開された。
南アフリカを活動の中心とするCanonical(本拠地マン島)は、2008年までには、Ubuntuのサポートの販売で利益を得たいとしている。
Upstartは、元来UNIX System V用に作成され長い年月を積み重ねてきたソフトウェア「init」に変わるもので、起動時間を「大きく高速化する」ものだとCanonicalは説明している。本質的にupstartは、Linuxシステムの動作を構成する全サービスを開始させるための新しいプロセスだ。initと違って、Upstartでは特定のシステムイベントがどのサービスを稼動させるかを管理でき、あるサービスの開始がほかのイベントを動かすきっかけにもなりうる。
「『そうだ、ネットワークが立ち上がったら、そのままApacheを起動させろ』とか『これ(サービス)が動いたら、このハードウェアにアクセスして、関連するインフラを起動させろ』と進んで欲しいではないか」と同社の最高経営責任者(CEO)Mark Shuttleworth氏は述べている。
Edgy Eftの公開は、主要な競合相手の1つであるRed Hatの「Fedora Core 6」のリリースから2日遅れとなった。Fedora Core 6も無償で、初日の5時間で1万回以上ダウンロードされた。
「Ubuntuが公開されてからまだ間がないのにその成熟度には驚かされる」とThe 451 GroupのアナリストNick Selby氏は語っている。
Fedoraと違いUbuntuはダウンロードもサポートもCanonicalから無償で提供される。Fedoraは無償だが、サポートが必要な顧客は有償の「Red Hat Enterprise Linux」バージョンの製品をRed Hatから勧められることになる。
とはいえ、全てのUbuntuのリリースが同等に作成されているわけではない。Dapper Drakeは初めて5年間継続という長期サポートが付いたものだったが、Edgy Eftのサポート期間はたった18カ月だ。Canonicalではどの場合でもセカンドバージョンかサードバージョンで長期サポートを付ける計画だと、Shuttleworth氏は語っている。
また、Edgy Eftはグラフィカルユーザーインターフェース「GNOME」の最新版2.6を備えているが、「KDE」が好みであれば「Kubuntu」とよばれる別バージョンが使用できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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