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アイログ、意志決定支援システムを最適化する新製品「ILOG ODMS」を発表

山下竜大(編集部)
2006/12/08 00:19

 アイログは12月6日、最適化技術を搭載した意志決定管理システムの新製品「ILOG Optimization Decision Management System」(ILOG ODMS)の出荷を、2006年12月8日より開始することを発表した。

 ILOG ODMSは、最適化エンジンである「ILOG CPLEX」、機能強化された最適化モデリングツールの「ILOG OPL Studio v5.1」、アプリケーション開発向けの新製品「ILOG ILOG Optimization Decision Manager」(ILOG ODM)の3製品を組み合わせた統合ソリューション。意志決定支援アプリケーションを短期間で実現できる。

アイログの小野木氏 アイログのプロダクトマネージャー、小野木真理氏。

 アイログのプロダクトマネージャー、小野木真理氏は、「OPLモデル開発ツールでOPLモデルを開発し、最適化エンジンによりデータを最適化することができる製品はいくつかあるが、ILOG ODMSは最適化されたデータを見やすい形で表示できるアプリケーションも開発できる画期的なシステム」と話す。

 ILOG OPL Studio v5.1は、OPL(最適化プログラミング言語)モデルをビジュアルに作成できるエディタ機能により、データと解を表形式で表示、検討することが可能な最適化技術者向けの統合開発環境。解の探索やデバッグ、テスト、スクリプト作成、オンラインヘルプなどの機能が提供される。

 OPLは、最適化問題専用の簡素なモデル作成言語で、線形計画法や2次計画法における目標値と制約条件など、高度な数理計算法をサポートする。また、データの構成設計に適したさまざまなデータタイプを提供するほか、データベースやMicrosoft Excelとの連携、データ処理と解の反復探索を行うための「ILOG Script」なども提供されている。

 これにより、業務分析からデータの統合、モデルの開発、デバッグ、改良、アプリケーションの作成まで、モデル開発全体のライフサイクルを効率的に実現することができる。

 次にILOG ODMは、業務担当者にも利用できる最適化機能を提供し、高精度で実行可能な意志決定を可能にする新製品。シナリオを作成し、解の分析やKPIのレビュー、調整と再スケジュール、シナリオ比較、スケジュールの実行、シナリオの保存という、ODMアプリケーションの一連の利用プロセスを確立できる。

 コストや予測値に基づく正確なプランニングとスケジューリング、業務ルールに依存する目標値を最適化することができる。具体的には、データや目標値、業務ルールなどに基づくWhat-if分析や解とPKIの比較、業務ルールや設定値、目標値間でのトレードオフの精査などが可能。作成した計画やスケジュールは、外部媒体への出力や、レポート作成などに利用できる。

 さらに、ILOG CPLEXは、製造業や運輸/物流、通信、軍事、金融、スポーツ産業などの分野におけるスケジューリングやプランニング業務を最適化するソフトウエアコンポーネント。さまざまな制約/ルールを反映させた結果を効率的に導き出すことができる。

アイログの和多田氏 アイログのゼネラルマネージャー、和多田茂氏。

 アイログのゼネラルマネージャー、和多田茂氏は、「最適化製品は、ビジネスルール管理システムと並ぶアイログの主要製品。製造業、通信、金融など、幅広い分野で使われているほか、数多くの教育機関においてさまざまな研究に利用されている。また、業務担当者とIT技術者、そしてOR(オペレーションズ・リサーチ)技術者を連携することができる」と話している。

 ILOG ODMSの価格は、437万5000円より、ILOG ODMSに含まれるILOG CPLEXの単品での価格は262万5000円より、ILOG OPL Studioは210万円よりとなる。システム・インテグレーター(SI)を中心に販売するほか、さまざまな学界と協力することで、初年度20システムの販売を見込んでいる。


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