Cisco Systemsは米国時間3月5日、同社の「Unified Communications」ソフトウェアをアップグレードし、その各機能を携帯端末でも利用できるようにすると述べた。
これまでCiscoのUnified Communicationsソフトウェアは、デスクトップPCには対応していたが、携帯端末には対応していなかった。今回のソフトウェアアップグレードにより、携帯端末ユーザーも、会社の従業員名簿へのアクセスなど、Unified Communicationsのすべての機能を利用することができるようになる。たとえば、携帯端末からプレゼンス情報を確認し、同僚が電話中か、あるいはチャットできる状態にあるかを知ることができるようになる。また、電子メールでボイスメールを表示させることも可能になる。
新しいソフトウェアには、携帯電話向けに特別に開発された新しい機能も追加される。たとえば、電話会議をあらかじめスケジュールしておくと、その時間に自動的に電話会議の番号に電話をかけたり、ユーザーのカレンダーからユーザーがミーティング中であるとの通知を受けると自動的に電話の着信音をオフに切り換えたりする機能が追加される。
これらの新しい携帯電話用の機能は、Ciscoが2006年10月に買収したOrativeという会社が所有していたソフトウェアを基に開発された。
「Unified Mobile Communicator」と呼ばれるこの携帯端末向けの新しい機能は、Unified Communicationsの新版が2007年春にリリースされる際に搭載される予定。Microsoftの「Windows Mobile」や「Symbian OS」、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry」などを搭載したスマートフォンで使用することができる。Ciscoによれば、今後さらにソフトウェアの機能を拡張し、2007年秋にはQUALCOMMのBREW(Binary Runtime Environment for Wireless)などの開発アプリケーションを使用した、いわゆる「多機能」電話にも対応させる予定だという。
労働生産性を少しでも上げるべく、従業員に携帯端末を支給する企業が増える中、Ciscoにとって、Unified Communications製品をさらに進化させるために必要な次のステップは、携帯端末市場への進出であることは間違いないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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