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最小限のTCOで最大の効果を--インフォアのInfor Open SOA戦略

日本インフォア・グローバル・ソリューションズは、Infor Global Solutionsのエンタープライズソリューショングループ社長、Jerry Rulli氏の来日に伴い、同社の現状と今後の戦略をプレス向けに紹介する説明会を開催した。

山下竜大(編集部)  2007年3月23日 20時12分

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズは3月23日、Infor Global Solutionsのエンタープライズソリューショングループ社長、Jerry Rulli氏の来日に伴い、同社の現状と今後の戦略をプレス向けに紹介する説明会を開催した。

 2006年5月にSSA Globalの買収を発表したInforの売り上げは、現在21億ドルで顧客数は7000社。売り上げ100億ドルのSAP、50億ドルのOracleに次ぐ世界第3位のエンタープライズソフトウェアベンダーとなっている。

 同社のビジネスは、中核となるERP製品をはじめ、CRMSCM、パフォーマンスマネージメントなどのストラテジックソリューション製品、金融サービスソリューション製品の3つの柱で構成される。その内、ERP製品が売り上げの約半分を占めている。

インフォアのJerry Rulli氏 Infor Global Solutionsのエンタープライズソリューショングループ社長、Jerry Rulli氏。

 Rulli氏は、「Inforの製品群は、小さく初めて大きく育てることが可能。最小限のTCO(総保有コスト)で最大の効果を得ることができるのが特長。これを可能にするのが、Infor Open SOA(サービス指向アーキテクチャ)だ。Infor Open SOAにより、すべての製品ラインにおいて相互運用性を確立できる」と話す。

 Infor Open SOAは、既存のERPSCMCRMなどの製品群を業界標準をベースに、プラットフォームを変更することなくSOA対応することはもちろん、エンタープライズサービスバス(ESB)を利用したメッセージレベルでの統合を可能にする。さらに、ビジネス要件にあわせて再利用可能なビジネスプロセスを自由に組み合わすことができる仕組みも実現できる。

 「Infor Open SOAにより、コストをかけず、大きなシステムの再構築もなく、特定のベンダーに囲い込まれることもなく、カスタマーエコシステムを拡大できる。イベント駆動型のSOAを実現することで、効果的な総合運用性と俊敏性の高いビジネスプロセスを実現できる」(Rulli氏)

 こうした戦略は、同社の顧客第一主義の理念に基づくもの。同社は、顧客満足度の向上を目的に顧客満足度調査を定期的に実施。約2000社の85%が10段階で8以上と評価しているという。また、FAQ用のナレッジベースを構築し、顧客向けポータルから自由に参照できるようにしたり、無償トレーニングの提供や新しいサポートプログラムのグローバル展開なども実施している。

 Rulli氏は、「通常のソフトウェア市場では、保守契約の更新は80%程度と言われているが、我々の顧客は95%が保守契約を更新している。これは、顧客第一主義で我々がビジネスを展開している成果といえる」と話している。

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