BEA Systemsは2007年7月に、ウェブ技術をベースに設計された、企業での検索および共同作業を支援する新製品シリーズを発売する。
発売されるのは「BEA AquaLogic Pages」「BEA AquaLogic Pathways」「BEA AquaLogic Ensemble」の3製品で、いずれも当初はBEAのポータル製品の顧客が主なターゲットになると思われるが、BEAでは、これらがより広い顧客層を惹きつけるものになることを期待している。BEAのビジネスインタラクション部門でエマージングプロダクツ担当ディレクターを務めるAjay Gandhi氏によると、製品はすべて個別に販売されるという。
企業のインフラ整備用ソフトウェアの開発および販売を手がけるBEAは、2006年の消費者向けカンファレンスで3製品の初期バージョンを披露した。また、2005年にはすでに、この製品ラインの計画を明らかにしていた。
3つの製品に共通するのは、RSSフィードやブックマークなど、ビジネスで共同作業を進めるためのウェブベースのアプリケーションという点だ。
Aqualogic Pagesは企業向けのwikiアプリケーションで、ビジネスユーザーがRSSフィードなどの構造化されたさまざまなソースの情報を統合し、その結果できるウェブページを他のユーザーと共有できるようにする。
Aqualogic Pathwaysも開発者よりエンドユーザー向けの製品で、タグ付けやブックマークを活用して企業内での情報検索を改善する、とGandhi氏は説明する。ユーザーは、企業内の情報とインターネットの情報を統合した自動フィードを作成できるようになる。
ウェブアプリケーションの開発者やITの専門家を対象に販売されるAqualogic Ensembleは、マッシュアップを採り入れたアプリケーション開発のためのプラットフォームだ。
各製品とも、企業で働く人々が簡単な技術を使って、バックエンドのビジネスデータベースやアプリケーションを利用できるように設計されている。また、これらは企業のセキュリティシステムやディレクトリとも結び付いていて、IT管理者がデータへのアクセスを制御できるようにもなる、とGandhi氏は語る。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ