IBMの「Lotus Notes」は、Microsoftにとって格好の標的の1つだ。
Microsoftのパートナー向け会議や販売会議において、Lotus Notesは頻繁にターゲットとされている。つまり、売り上げを増やしたければNotesを狙えということだ。
この営業努力は成果をあげているようだ。Microsoftによると、2007年下半期で300社以上の大企業、ユーザー数換算で280万人が、IBM製のソフトウェアから「Exchange Server」「Office」「SharePoint Server」などのMicrosoft製品へ移行を開始したという。
同社では、2008年上半期で更に多くのユーザーが乗り換えると見込んでいる。Notesを利用する顧客数は減少しているが、それでも乗り換えは増えるという。
「Notesのユーザー数は毎年減少する一方だ」と、MicrosoftのUnified Communicationsグループでディレクターを務めるClint Patterson氏は述べている。
また、GartnerのアナリストMatt Cain氏は、100人以上のユーザーを持つ企業ではMicrosoftのシェアは62%、一方のIBMは26%だと指摘している。
Cain氏は電子メールによる取材に応えて「シート数ベースで見ると、Microsoftは過去数年間で電子メール市場のシェアを1〜2%拡大させており、今後もこの傾向は続くとみている」と述べた。
Microsoftは米国時間1月21日、IBMからMicrosoft製品への移行を支援する無料ツールセットをアップデートした。これにより、数十万人規模でメールボックスが必要な大企業でも、移行を行えるようになるという。
ここが重要な点だとCain氏は指摘する。なぜなら、電子メールやスケジュール機能をExchangeに移行させるのは比較的簡単だが、「グループ、アーカイブ、連絡先、そしてもちろんDominoアプリケーションといったものを移行する際には、複雑な作業が必要だからだ」(Cain氏)。Microsoftが今回アップデートしたツールは移行の際の橋渡しの役割を果たすうえ、Binary TreeやQuestといったベンダーが提供している有料ツールの代替品としても使えるものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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