IBMは、ウェブアプリケーションの作成を迅速化したい企業ユーザーを対象とした製品ラインを構築するため、マッシュアップのマッシュアップを作っているところだ。
IBMが米国時間4月8日に発表したのは「IBM Mashup Center」。エンドユーザーやサーバ向けの情報収集を目的としたフロントエンドのツールを組み合わせたもの。ベータ版は4月15日より提供開始される。
鳥インフルエンザ情報のマッシュアップ。鳥の種類と風向きを照合し、鳥の移動パターンを表示する。(提供:IBM)
Mashup Centerでは、ユーザーが異なるウェブサイトの情報を組み合わせて単一のスクリーンに表示するのに利用する「Lotus Mashups」や、異なるソースからのデータフィードをマッシュアップ用に整えるためのツールを利用する。
IBMはこれらの2製品の個別の販売も継続する。
製品は、IBMのエマージングテクノロジーグループが、エンドユーザーに軽量かつ利用期間の短いアプリケーションを作る活力を提供したいというアイデアを模索するなかで生み出された。
これらのツールは、ユーザーからの新しいアプリケーションに対する要求を処理しきれない、IT部門の負担を減らすことを目的にしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ