Salesforce.comは米国時間5月7日、新たなツールとして「Visualforce」をリリースしたと発表した。顧客はこのツールを使用することで、Salesforceがホストしている企業インフラ上で実行されるアプリケーション向けのカスタムユーザーインタフェースを構築することができるようになるという。
この新しいツールは、Salesforce.comのPaaS(サービスとしてのプラフォーム)製品であるForce.comの主軸となるものである。SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型CRMで知られる同社は、これによってクラウドコンピューティングサービスに進出することになる。
最高経営責任者(CEO)であるMarc Benioff氏は、PaaSというビジネスが「Salesforce.comの次の10年を示すものであり、われわれにとって次の投資対象だ」と述べている。
Salesforceが「サービスとしてのユーザーインタフェース」ツールと呼ぶVisualforceを使用することで、Force.com上で開発されるすべてのアプリケーションに対して、カスタマイズされたユーザーインタフェースを作成できるようになる。顧客は同ツールを用いることで、アプリケーションを構築し、標準的なウェブブラウザやモバイル機器を通じて配備できる。
Visualforceの早くからの顧客であるヨーロッパの大手金融ソフトウェア会社Codaは、Force.comに完全に基づいたツールを用いて、Coda2goという会計アプリケーションを開発した。
Visualforceでは、アプリケーション構築を容易にするため、コンポーネントというコンセプトが採用されている。同社はSalesforceのユーザーインタフェースコンポーネントを提供しているため、開発者はそれらを組み立てなおしたり、自らのアプリケーションの新たな要素と組み合わせることができるようになっている。
このツールは、同社のアプリケーションリリース「Salesforce Summer '08」の一部となっている。
Benioff氏は、Salesforceのプラットフォームビジネスを同社の既存のCRM顧客に留まらず、オンラインビジネスを行う企業すべてに拡張したいと考えている。Salesforceのこの動きは、MicrosoftやAmazon.com、そしてクラウドコンピューティングサービスを提供している数多くの企業と直接競合することになる大胆なものである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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