Microsoftは米国時間6月26日、同社仮想化技術「Hyper-V」を発表した。これにより、同社は、VMwareやオープンソースのXenなどの製品が既に存在する市場へと進出することになる。
MicrosoftのコーポレートバイスプレジデントBill Laing氏は、VMwareやXenを利用している顧客を勝ち取るための厳しい戦いに臨むことになり、場合によっては何年もかかることを理解していると述べた。
Laing氏は、「われわれが当初努力するのは「未開拓」の市場に広がるチャンスを活用することだと思う」と述べる。「小規模企業は、完全に未開拓市場だと思う。(他の仮想化技術を配備していない)企業顧客を相手に善戦できると思う」(Laing氏)
Laing氏は、VMwareを既に利用しているデータセンタへの道を探すことがいずれできればと述べた。
「完全にリプレースしてもらうには時間がかかる。しかし、それが、まさにわれわれの望みだ」(Laing氏)
Microsoftは26日、Hyper-Vの開発が完了したことを発表した。Hyper-Vは、同社ウェブサイトからダウンロードが可能だ。7月8日には、Windows Update経由で提供可能となる予定だ。Hyper-Vがリリースされたことで、「Windows Server 2008」リリース後180日以内に仮想化技術ハイパーバイザを出荷するという約束を果たしたことになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ