Microsoftは、「Office 2010」の製品版に近いバージョンである「リリース候補版(RC)」を一部の初期テスター向けにリリースした。Office 2010の一般発売は6月に予定されている。
あるMicrosoftの関係者は米CNETに対して「当社はOffice 2010のRC版を『Technology Adoption Program(TAP)』のメンバー向けにリリースした。これはエンジニアリングプロセスにおいて、当初から予定されていたマイルストーンの中に含まれている。しかしながら、(RC版の)新たなコードを広く一般にも提供する計画はない」と語った。
Office 2010のベータ版は2009年11月にリリースされ、2010年1月の時点でダウンロード数が200万件を突破した。
Microsoftは、Office 2010の公式なテスト提供を、2009年7月のテクノロジプレビュー版のリリースで開始したものの、それよりも初期のバージョンが5月にインターネット上へ流出する事件が起きていた。
Office 2010には、さまざまな各コアプログラムの改良点が含まれているものの、すでに「Office 2007」から採用されたXMLファイル形式およびリボンインターフェースが引き続き搭載されている。おそらく最大の変更点としては、「Office Web Apps」という名称でブラウザ版の「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」の提供が追加される点を挙げられるだろう。また、Microsoftは初めて、Officeの64ビット版および32ビット版の両方を発売する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ