マイクロソフト、「Office 2010」のRC版をリリース

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟

2010-02-03 07:20

 Microsoftは、「Office 2010」の製品版に近いバージョンである「リリース候補版(RC)」を一部の初期テスター向けにリリースした。Office 2010の一般発売は6月に予定されている。

 あるMicrosoftの関係者は米CNETに対して「当社はOffice 2010のRC版を『Technology Adoption Program(TAP)』のメンバー向けにリリースした。これはエンジニアリングプロセスにおいて、当初から予定されていたマイルストーンの中に含まれている。しかしながら、(RC版の)新たなコードを広く一般にも提供する計画はない」と語った。

 Office 2010のベータ版は2009年11月にリリースされ、2010年1月の時点でダウンロード数が200万件を突破した。

 Microsoftは、Office 2010の公式なテスト提供を、2009年7月のテクノロジプレビュー版のリリースで開始したものの、それよりも初期のバージョンが5月にインターネット上へ流出する事件が起きていた。

 Office 2010には、さまざまな各コアプログラムの改良点が含まれているものの、すでに「Office 2007」から採用されたXMLファイル形式およびリボンインターフェースが引き続き搭載されている。おそらく最大の変更点としては、「Office Web Apps」という名称でブラウザ版の「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」の提供が追加される点を挙げられるだろう。また、Microsoftは初めて、Officeの64ビット版および32ビット版の両方を発売する予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]