オープンソースのファイル共有ソフトウェアSambaの開発チームが、Windowsネットワークとの連動が強化された新版「Samba 4.0」のアルファ版を公開した。
Sambaはファイルサーバおよびプリントサーバで使われるWindowsのプロトコルを再現するもので、これを使うことで、通常はWindowsのサーバが行うタスクの一部がLinuxやUNIXで扱えるようになる。プロジェクトのリーダーが米国時間9月4日に明らかにしたところによると、Samba 4.0アルファ版の最も注目すべき機能は「Windows 2000」以降で採用されている「Windows Active Directory」へのログオン対応を開始した点だという。
この機能は長年にわたり開発が続けられてきた。Sambaの開発チームはすでに1年半以上前に、Active Directoryに対応したSambaを発表しているが、これは「テクノロジープレビュー」版にとどまっていた。
新しいSamba 4.0は、安定版である現行の「Samba 3.0」と並行して開発が行われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ