レッドハット、Linuxデスクトップで方針転換

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-04-18 11:58

 Red Hatのデスクトップソフトウェア部門は米国時間4月16日、計画のアップデートを発表した。同部門は今後、特定の市場に狙いを定めつつ、コンシューマ市場でのMicrosoftとの対峙を避ける意向だという。

 Linux Desktopチームの説明は以下の通り。

 営利目的の公的な企業として、Red Hatは、製品やテクノロジーを利益性という観点から作り出してゆくことが求められている。この課題は、サーバよりもデスクトップ分野のほうで実現が難しい。デスクトップ市場は現在、独占ベンダー1社に占有されており、一部のユーザーは、Linuxデスクトップがその代替になり得ないと考えている。

 こうした考え方の下、Red Hatは企業や開発者向けに、自社サーバと連係するデスクトップソフトウェアを開発する。

 新興市場の再販業者を対象とした製品「Red Hat Global Desktop」の開発は、ビジネス上の問題を理由に約1年間遅れている。同社は「まもなく」リリースするとの意向をブログで示している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]