増田和夫
2008/06/20 11:20
2008年8月8日から24日まで行われる北京五輪。世界最大のスポーツイベントは高画質で見たいもの。今年は北京五輪の開催にあわせ、各AV機器メーカーから“渾身の1台”が登場してきている。今回はBlu-rayという次世代規格がいよいよ立ち上がったデジタルレコーダー編をお届けする。この夏はフルハイビジョン録画機を手に入れるチャンスだ。
次世代光ディスクがBlu-ray Discに一本化されたことによって、Blu-rayレコーダーを安心して選べる時代になった。こうした流れを受けて、各メーカーはBlu-rayレコーダーのラインアップ充実を図っている。
シャープ、ソニー、パナソニックに加えて、2008年5月には三菱電機もBlu-rayレコーダーに新規参入するなど、メーカーの選択肢も増えてきた。価格もエントリーモデルで10万円を切るレベルにまでなり、デジタルチューナー搭載のデジタルレコーダーとの価格差が少なくなりつつある。
こうしたトレンドからすると、Blu-rayはもはや次世代ではなく“新世代ディスク”と言って良いだろう。
Blu-rayレコーダーのメリットはデジタル放送をハイビジョン画質のまま、Blu-rayに長時間録画できることだ。さらに高圧縮のMPEG-4 AVC記録を採用するメーカーも増え、このモードでハードディスク(HDD)やBlu-rayに記録すれば、画質は多少落ちるものの、ハイビジョン解像度のまま、最大4〜5倍の長時間記録が可能になる。
一口にBlu-rayレコーダーといってもメーカーや機種による機能の差は意外に大きい。ソニーのように使う目的別にラインアップを用意するメーカーもあり、パナソニックも「ブルーレイDIGA」に 「BW/BR」の2シリーズ4モデルを用意している。
また、メーカーによって設計思想も異なっていて、ソニー機ではデジタル放送とアナログソースともにBlu-rayへの記録が基本となり、DVDへのMPEG-4 AVC記録はサポートされていない。これに対してパナソニック機では、デジタル放送はBlu-rayへ、アナログソースはDVDへ記録し、MPEG-4 AVC記録はDVDにも対応、というように使いこなしも異なってくる。
Blu-rayが本格普及しはじめた反面で、手軽に録画できるDVDレコーダーへの需要も依然として多い。「録って見て消すというタイムシフトがメイン」という使い方ではDVDレコーダーで十分に事が足りるからだ。
また、デジタルレコーダーへMPEG-4 AVC記録を採用し、DVDへのフルハイビジョン記録をアピールするモデルもある。
東芝はHD DVDから撤退したが、同社の「VARDIA」シリーズを継続し、最新DVDレコーダー「RD-X7」と「RD-S」シリーズを発表した。従来のDVD録画に加え「HD Rec」機能によって、DVDにハイビジョン放送をMPEG-4 AVCで記録できることから、手軽でコストパフォーマンスの高いデジタル放送録画が楽しめる点が魅力だ。
このほかパナソニックのDVDレコーダー「DIGA XW/XP」シリーズも「AVC Rec」機能によってDVDへのMPEG-4 AVCハイビジョン記録を実現している。
| ブランド名 | HDD | Blu-ray | DVD |
|---|---|---|---|
| ソニー | ○ | ○ | × |
| パナソニック | ○ | ○ | ○ |
| シャープ | ○ | ○ | × |
| 三菱電機 | ○ | ○ | ○ |
| 東芝 | ○ | ― | ○ |
機能的には、連携機能もトレンドの1つだ。薄型テレビとのHDMIリンクはもちろん、ハイビジョンビデオカメラやシアターラックなどとの連携も図られている。このため、製品を選ぶ際にはシステム製を考えて、同じメーカーの製品で統一すると使い勝手が向上する。
「ダビング10」対応は、どのメーカーでも最新モデルを選んでおけば問題はないだろう。ただし、ダビング10の実施時期が未確定(6月19日現在)であるため、どのモデルでも、実施時期の確定後に放送バージョンアップによる対応になる点は覚えておこう。




LaVie L PC-LL550MG
NEC
FMV-BIBLO FMVNFA50
富士通
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全国の有力家電量販店販売実績集計より