シマンテックは1月22日、Internet Explorer(IE)のゼロディの脆弱性を狙った新しいエクスプロイトコード(脆弱性実証コード)が公開されたと発表した。脆弱性を解消するパッチは、22日にマイクロソフトから公開されており、シマンテックでは同パッチの適用を強く推奨している。
IEのゼロデイ脆弱性は、米Googleへのサイバー攻撃に際して使われた脆弱性で「Aurora」と呼ばれ話題となった。この脆弱性を解消するパッチは、マイクロソフトが毎月提供する月例パッチではなく、定例外のパッチとして22日に提供が開始されている。
今回発見されたエクスプロイトコードは、この脆弱性を悪用して攻撃を仕掛けるもので、「数百のウェブサイトにホストされている」(シマンテック)という。ホストされたHTMLページは「Trojan.Malscript!html」として検出され、ダウンロードされたファイルが実行されたときに表示される警告ダイアログを回避するシェルコードが含まれているという。
これは、MessageBeep APIのコードを書き換えることで、IEが再生するビープ音のプロセスを終了させ、その上でIEのウィンドウを再表示させる。また、APIフックを回避するコードも含まれており、セキュリティ対策製品が監視するAPIを見逃す恐れがある、という。
この攻撃を受けると、最終的にはマルウェアがダウンロードされる。「Googleに攻撃を仕掛けたときに使用されたTrojan.Hydraqと同じマルウェアではない」とのことだ。
シマンテック製品はすでにネットワークやウイルス対策のシグネチャでこの攻撃に対応し、トロイの木馬としてマルウェアを検知するが、今後も新たな攻撃の登場が見込まれるために、IEの修正パッチを適用することが必要だとしている。
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