Appleは米国時間12月17日、Mac OS XとMac OS X Serverの複数の脆弱性に対応する41のパッチを提供した。これには、Leopard用のものもいくつか含まれている。
今回のセキュリティアップデートは11月のパッチ集に匹敵するもので、次のようないくつかの共通の特徴を持っている。
とにかく、ユーザーは更新を行うことを勧める。Appleの最新パッチのリストは次の通りだ。
CVE-2007-4708: Address BookのURLハンドラーの問題を解決する。Appleによれば、「ユーザーを悪意を持って作られたウェブサイトに誘導することで、遠隔の攻撃者が予期しないアプリケーションの終了や任意のコードを実行を行うことができる。このアップデートはフォーマット文字列の処理を改善することでこの問題を解決する」という。影響のあるバージョンには、Mac OS X v10.4.11とMac OS X Server v10.4.11が含まれる。Mac OS X 10.5以降を使っているユーザーには影響はない。
CVE-2007-4709: この修正はLeopardとも呼ばれるMac OS X v10.5.1とMac OS X Server v10.5.1を対象とするものだ。Appleはこの問題を「CFNetworkがダウンロードファイルの処理に存在するパス乗り換え問題」だとしている。一言で言えば、悪意のあるウェブサイトを訪問すると自動的に任意のフォルダにファイルをダウンロードされてしまうということであり、これはコンピュータが乗っ取られたということを上品な表現で言ったものだ。
CVE-2007-4710: この修正はMac OS X v10.4.11とMac OS X Server v10.4.11を対象とするもので、Leopardは対象としていない。Appleは、具体的にはColorSyncが対象だとしている。この問題は、「悪意を持って作られたColorSyncプロファイルを埋め込んだ画像を閲覧すると、予期しないアプリケーションの終了や任意のコード実行の可能性がある」というものだ。Leopardには影響はない。
CVE-2007-5847: この修正もMac OS X v10.4.11とMac OS X Server v10.4.11を対象とするものだ。(傾向が見えてきただろうか?)問題の箇所はCore Foundationで、機密情報を漏えいさせる可能性がある。Leopardには影響はない。
CVE-2007-5848: これはプリンタドライバのCUPSの脆弱性を対象としたものだ。Appleは「ローカルの管理者ユーザーがシステム特権を得ることができる可能性がある」と述べている。
CVE-2007-4351: これは別のCUPSの問題を対象としたもので、これについてはLeopardにも影響がある。具体的には、影響のあるシステムにはMac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1が含まれる。この修正は、Internet Printing Protoclのタグ処理でメモリ破壊が起こり、アプリケーションのクラッシュや任意のコード実行に繋がる可能性があるという問題に対するものだ。
CVE-2007-5849: これはもう1つのCUPSの問題で、LeopardとLeopard Serverを対象としたものだ。Appleは「SNMPが使用可能になっていると、遠隔の攻撃者が予期しないアプリケーションの終了やコード実行を引き起こす可能性がある。説明:CUPSのバックエンドのSNMPプログラムがネットワークプリンタサーバーを発見するためのSNMP要求をブロードキャストする」としている。
CVE-2007-5850: この修正はMac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11のDesktop Servicesを対象としたものだ。Leopardは対象としてない。要点:Finderにバッファオーバーフロー問題があり、任意のコードが実行される可能性がある。Leopardには影響はない。
CVE-2007-5476: Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1のFlash Playerプラグインに影響のあるもの。Adobeによって複数の脆弱性が指摘されている。
CVE-2007-4131: この修正はGNU Tarの「悪意を持って作られたtarアーカイブ」の問題を解決するものだ。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11を対象とするもので、Leopardには問題はない。
CVE-2007-5851: この修正が対象とする問題はiChatだ。ローカルネットワークの人物が許可なしにビデオ接続を開始することができる。Leopardには影響がなく、Mac OS X v10.4.11とMac OS X Server v10.4.11を対象としている。
CVE-2007-5853: これは「悪意を持って作られたディスクイメージを開くことで、予期しないシステムのシャットダウンや任意のコード実行が引き起こされる可能性がある」というIOストレージの問題だ。Leopardには問題はないが、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11は対象となる。
CVE-2007-5854: これはMac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1のLaunch Serviceを対象とする修正だ。問題は次の通り。「悪意を持って作られたHTMLファイルを開くことで、情報漏えいやクロスサイトスクリプティングに繋がる可能性がある。」
CVE-2007-6165: 別のLaunch Serviceの問題で、こちらは「実行可能なメール添付ファイルを開くと、警告なしに任意のコードが実行される場合がある」というもの。LeopardとLeopard Serverに影響がある。
CVE-2007-5855: Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1上でのメールに影響がある。問題は次の通り。「アカウント設定アシスタントを使って設定されたSMTPアカウントが、MD5のチャレンジ-応答型認証が利用可能な場合でも平文の認証を使う場合がある。」
CVE-2007-5116およびCVE-2007-4965: それぞれperlとpythonの問題を対象としたもの。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1に影響がある。
CVE-2007-5856およびCVE-2007-5857: どちらもLeopardのQuick Lookの脆弱性を対象としたもの。動画をプレビューする際に秘密情報が漏えいする可能性がある。URLアクセスの問題もある。
CVE-2007-5770およびCVE-2007-5379、CVE-2007-5380、CVE-2007-6077: RubyのライブラリとRails 1.2.3の脆弱性に関するもの。最初の項目はMac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1に影響がある。残りのCVEはLeopardにのみ影響がある。
CVE-2007-5858: Safariの情報漏えいセキュリティホールの修正。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1に影響がある。また、Windows XPとVistaのSafari 3 Betaにも影響がある。
CVE-2007-5859: Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11上のSafariのRSSに問題がある。悪意を持って作られたフィードによって、アプリケーションの終了や任意のコード実行が引き起こされる可能性がある。Leopardには影響はない。
CVE-2007-4572、CVE-2007-5398: Sambaの脆弱性を対象としている。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1に影響がある。
CVE-2006-0024: Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.1、Mac OS X Server v10.5.1のShockwaveの問題を対象としている。
CVE-2007-3876: Appleによれば、「mount_smbfsおよびsmbutilアプリケーションのコマンドラインの引数を解釈するコードにスタックバッファオーバーフローの問題があり、ローカルユーザーが任意のコードを実行することができる」という。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11に影響がある。
CVE-2007-5863: Software Updateにさえ、いくつかの問題がある。Leopardに「中間者攻撃によって、Software Updateがシステム権限で任意のコマンドを実行することができる」という影響がある。
CVE-2007-5860: LeopardにSpin Tracerのセキュリティホールがある。「ローカルユーザーがシステム権限で任意のコードを実行できる。」
CVE-2007-5861: Spotlightのセキュリティホールを対象としている。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11に影響がある。
CVE-2007-1218、CVE-2007-3798: tcpdumpの脆弱性を対象とする。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11に影響がある。
CVE-2007-1659、CVE-2007-1660、CVE-2007-1661、CVE-2007-1662、CVE-2007-4766、CVE-2007-4767、CVE-2007-4768: XQueryに存在する複数の脆弱性を対象とする。Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11に影響がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部 が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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