Confickerワームを模倣したNeerisがIM経由で広まる

文:Dancho Danchev(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-04-08 07:06

 模倣はある種の褒め言葉だが、これはサイバー犯罪の世界には特によくあてはまる。中国のサイバー犯罪者がMS08-067のセキュリティホールを積極的に悪用するマルウェアを生成するDIYツールをリリースしたのを追って、最初のConfickerワームが登場したが、MicrosoftのMMPC(Malware Protection Center)は現在Confickerを模倣したマルウェアが広がっていると報告している。このマルウェアは、Worm:Win32/Neeris.gen!Cと識別されるものだ。

 これは2005年から出回っていたNeerisの最新の亜種で、Confickerの伝播技術をすべて模倣している。この技術にはMS08-067の悪用やAutoRunによる伝播戦術が含まれているが、MSNでリンクを送るという、元々持っていた方法を通じても伝播する。Neerisがこのゲームに参戦してきたことで、このマルウェアがConfickerの市場シェアを一部でも奪える可能性はあるだろうか?可能性は薄い。

 MicrosoftのMMPCはNeerisの活動のピークは3月31日の遅い時間と4月1日だったと指摘しており、Neerisの作者はかなり過剰宣伝されていたConfickerの活性化日に合わせて、隠れて伝播させようとしたものと思われる。しかし、この作者はこのマルウェアに偽りのタイムスタンプを使ったり、平均的なインターネットユーザーにさえ悪質な添付ファイルだと簡単に見分けられてしまうような形式(.exe、.scr)を使うというミスをしており、その作戦もこれらのミスを挽回するようなものではない。

 模倣マルウェアは伝播/感染方法が同じなだけでなく、対処方法も同じになる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]