サイドフィードは3月26日、ウェブ会議ツール「フレッシュミーティング」に、内部統制強化に対応したツールを新たに追加した、マイナーバージョンアップ版を公開した。
フレッシュミーティングは、会議室型のウェブチャット機能を搭載し、ブラウザだけでリアルタイムなグループ会議を可能としたツール。拠点間でのウェブ会議ツールの用途のほか、メッセンジャーとしても企業に導入された実績がある。
サイドフィードによると、一般的なメッセンジャーでは、「私的に利用される」「情報流出の危険がある」などの問題があるという。フレッシュミーティングは、イントラネット内の閉じた環境で利用できるため、セキュリティ上の管理が容易になるとしている。
今回のマイナーバージョンアップでは、内部統制をさらに強化するためのツールとして、ユーザーの発言した内容、添付したファイルを永久に記録する機能と過去のすべてのデータをXML形式で出力する機能(データダンプツール)を追加した。これにより、フレッシュミーティング上で共有されたすべての情報・履歴をシステム管理者が把握できるようになる。
フレッシュミーティングは、法人ユーザー向けのツールとして、ダウンロードによるパッケージ版およびASP版が提供されている。
価格は、パッケージ版はライセンス料金として、「10ユーザー版」が8万3790円、「50ユーザー版」が20万7900円、「100ユーザー版」が39万9000円、「無制限版」が92万4000円となる。
ASP版は、初期費用1万500円と、月額使用料金として、1ユーザーあたり525円のユーザーサイセンス、利用に応じたディスク使用料が必要となる。ただし、ASP版のみ1回あたり5万円のデータダンブ料金が発生する。
なお、今回の新機能追加については、マイナーバージョンアップでの対応となり、既存ユーザーは無償でバージョンアップ可能となる。