多くのユーザーは、コンピュータをどう使うのかは個人の自由であり、会社から指示されるものではないと考えている。そして、ハードウェア企業やソフトウェア企業もこういった風潮を生み出す一因を作り出しているのである。「PC」の「P」が「パーソナル」(個人の)のPであることすら知らないユーザーであったとしても、カスタマイズやパーソナライズを行う方法や、コンピュータやプログラムを「自分のものにする」ためのさまざまな情報に絶えずさらされているのだ。これによって「PCは私のツールであり、それをどう使うかは私の自由なのだ」という考えに傾いていくのである。このため、コンピュータの使い方という問題を扱う際には、慎重な態度で臨むべきである。ユーザーに注意する必要がある場合でも、自らで行うべきではない。そういったことはユーザーの上司に任せるべきなのである。
ユーザーの電子メールを開いたり、フォルダあるいはファイルの中身を見たりするにあたっては、彼らの許可を得るべきである--そういった行動をとる必然性がない場合にはなおさらのことだ。他人のプライバシーを尊重するということについては、必要以上に気を遣うべきなのである。コンピュータは、職場においても家庭においても、ユーザーの生活とは切っても切り離せないものとなっているため、コンピュータやデータを「自分のもの」と錯覚してしまうのである。コンピュータは、仕事やコミュニケーション、エンターテインメントといったあらゆる用途に利用されているため、こういった錯覚は避けられないことなのである。とは言うものの、今では自前のコミュニケーション/エンターテインメント機器を職場に持ち込む人も増えてきたため、こういったことはそれほど問題にはならなくなってきている。もちろん、そのような機器が職場に持ち込まれることで、新たな問題が出てくるものの、ほとんどの場合それはIT技術者の問題ではないのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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