大塚商会と日立製作所は5月29日、ウィルコムのメールサービス保守/運用部門向けに、イントラネット上のブログによる社内情報の共有システムを構築したと発表した。ウィルコムでは同システムを使って、協業ベンダーとのやり取りなどをブログ記事として保存し、ノウハウとして蓄積する。
ウィルコムのメールサービス保守/運用部門では、これまで部内や協業ベンダーとの情報共有、問い合わせなどを電話やメールで行っていた。新たな情報共有システムでは、そうしたやりとりを記録し、過去の技術情報などを必要に応じて参照できる。
またイントラネット上のブログに加え、ファイルサーバに保存したドキュメントや、インターネット上の情報を横断検索できる。RSSリーダー機能を使って、これらの情報を新着順や更新順で一覧表示したり、収集した情報にそれぞれコメントを付けることも可能。
システムの中核ソフトウェアには、日立の「BOXERBLOG/iB」と「BOXERBLOG/Sonar PLUS」を採用した。大塚商会はLinux OSのサーバ環境を構築し、サイオステクノロジーのHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper」を利用して冗長化を施した。