携帯電話の新しい接続方法として期待されているフェムトセル。フェムトセルのしくみと利用者のメリット、通信事業者の動向についてQ&A形式で紹介する。
ご冗談を。
フェムトセル(Femtocell)っていうのは小型の携帯電話基地局のことで、ピコセル(Picocell)と呼んでいる会社もある。これで携帯電話が家庭やオフィスのブロードバンド接続につながるんだ。
要するに、携帯電話網の端の方でサービスを利用できる場所を増やそうということなんだ。
君の場合はそうかもしれないが、そうじゃない人もいる。携帯電話事業者は、3Gについては誰もが確実にサービスを利用できるようにしたいと考えているんだ。
人里離れたところにいる人だけじゃなくて、混雑したビルの中で、3Gの電波がオフィスの壁を通り抜けられない場合もあるんだ。これは携帯電話事業者にとって嬉しい状況じゃあないし、3Gの許認可やインフラに1000億単位で投資してきたのならなおさらだ。
その通りだね。携帯電話業界が家庭用基地局についてあまり口を開きたがらない理由も分かる。今で言うフェムトセルはもともと「アクセスポイント基地局」と呼ばれていた。Wi-Fi用とかのアクセスポイントについて知っているなら、似たような機器だと考えていい。
何しろ、携帯電話事業者が端末からの通信を処理する手段の1つになるからね。電話の通信は端末からフェムトセルに行き、ブロードバンドを通って携帯電話網に戻る。普通の基地局をたくさん設置する必要がなくなるわけだ。
サービスを利用できる場所が増えるだけでは不十分なら、携帯電話事業者は何か他のニンジンをぶら下げに来るだろう。
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