ZDNet Japan Brand Site:
ZDNet Japan
builder

企業はハイパーコネクティビティをコントロールできるのか--企業ネットワークの近未来(2)

ハイパーコネクティビティ。その潜在的影響力は途轍もなく大きい。私たちは企業ネットワークをどうコントロールすべきなのか。

犬塚昌利(ノーテルネットワークス)  2007年11月1日 08時00分

 秋も深まり、気持ちの良い天気についううとうと…… ああ、睡眠(と食欲)の秋ですね。先日、休日にのんびりと過ごしていると、リビングルームに置きっぱなしの私のPDAが光り出した。場所と時間を問わずいつでも返信ができるデバイスの普及はいいけれど、気持ちのいい休日の午後、わずかな時間とはいえ、仕事モードに切り替えられてしまうのは困りもの。パソコン、携帯、PDA、車載ナビゲーションシステムと、私のまわりも様々なデバイスがネットワークに繋がれている。こんな一小市民の私のところにもハイパーコネクティビティの波が押し寄せてきているのだ。

 前回の続きだが、ハイパーコネクティビティは重大なトレンドだ。ネットワークに接続されるデバイスの数が現在の100倍に増加したとすると、企業ネットワーク管理者に対する影響力は破壊的ですらある。

 そこで前回も登場したノーテルネットワークス北米本社でCTOを務めるJohn J. Roeseのブログから、読者の皆さんへの質問だ。いまここに、数多くのデバイスが動的に接続される複数のエンドシステムで構成され、10万ものポートを持つ動的ネットワークがあるとする。あなたは、このネットワークのサービスを定義しなければならない。既存のネットワーク管理システムを使って、この動的ネットワークに対処できるだろうか。

革新が求められる3つの技術領域

 ハイパーコネクティビティ時代にネットワークを運用していくためには、3つの技術エリアで革新が必要だ。1つずつ見ていこう。

 まずその1つは、インテリジェントオートメーションだ。ネットワーク管理システムを進化させて、知的オートメーションを実現する必要がある。自動化できるタスクをすべて自動化し、管理者が例外的なタスクに集中できるようにしたい。

 2つめがアーキテクチャの非階層化だ。ネットワークシステムをよりシンプルにする(管理対象ノード数を減らす)ためだ。

 そして3つめが、コアとなる機能群とプロトコル群の拡張性を高めることだ。1つのサービス手法(サービスオリエンテッドな手法)で極めて多様な環境に対応したいからだ。

 これら3つの技術革新によって、システムの成長速度を上回る速度で、運用パラダイムをもっと簡素化しなくてはならない。ネットワークにかかわる技術者として、現時点で私たちがやるべきことは、パイパーコネクティビティの甚大な影響力によって、既存のネットワークやシステムを崩壊させることのないよう、いまから準備しておくことなのだ。

 では、ハイパーコネクティビティの到来を前に、企業ネットワークにはどんな準備が必要なのだろうか。恐れることなく、もう少し考えてみよう。

キーショートカット:  b - 前のページ n - 次のページ

関連情報

http://japan.zdnet.com/sp/feature/07hyper/story/0,3800081251,20359738,00.htm
企業はハイパーコネクティビティをコントロールできるのか--企業ネットワークの近未来(2)

ZDNet Japan Essential Topic

ZDNet Japanからのお知らせ

Intel Video Series

sponsored by Intel
  • 13. ソースチェック
    この4分間のビデオでは、Intel Parallel Studioの一部であるIntel C++コ...
  • 14. OpenMP 3.0
    この3分間のビデオでは、Intel Parallel Composerで利用可能なOpeMP 3.0...

ZDNet Japan ニューズレター

企業情報システムの選択、導入、運用管理に役立つ情報を毎朝メール配信します。

ニューズレターの登録・登録情報変更 »