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企業はハイパーコネクティビティをコントロールできるのか--企業ネットワークの近未来(2)

ハイパーコネクティビティ。その潜在的影響力は途轍もなく大きい。私たちは企業ネットワークをどうコントロールすべきなのか。

犬塚昌利(ノーテルネットワークス)  2007年11月1日 08時00分

統合管理や仮想化を急げ

 ハイパーコネクティビティの時代には、ネットワークに接続するデバイス数が劇的に増大する。家電製品にもIPアドレスが付与され通信するようになるし、リッチコンテンツやストリーミングも増えてトラフィック量が増大する。RFIDやセンサーも接続されるようになり、利用形態はかなり多様化するはずだ。

 同時に、厳正なアクセス制御が求められるようになるため、セキュリティコントロールも複雑化する。つまり、企業ネットワークは極めて過剰で複雑なネットワークに向かっているのである。

 現在、様々なアプリケーションがネットワーク経由で提供されるようになったが、それらのほとんどが個別に開発され、運用されている。そのため、ある目的を達成するために、ユーザーは複数のアプリケーションを使い分けなければならない。アプリケーション間の連携はユーザーが判断し、自身の手で行っているわけだ。そこでSOA(Service Oriented Architecture)に基づくインフラストラクチャを構築し、アプリケーション同士がシームレスに連動する基盤が必要になる。

 また、今日の企業ネットワークは、様々な通信サービスに対応し、セキュリティや通信品質を確保するために、実に様々なアプライアンスが設置されている。そのため管理者は装置ごとに提供される管理ツールを使いこなさなければならない現状がある。最近は様々なセキュリティ機能をワンボックスに統合した装置があるように、伝送機能とセキュリティ機能を統合し、それを統合管理できる装置に移行することだ。

 さらに、こうした統合化は仮想化技術によって進む。分散していた複数の装置を仮想化によって集約し、アプリケーションやサービスに応じて適切なリソースを割り当て、処理効率を向上させる。さらに、ソフトウェアの仮想化も進めば、ユーザーのニーズに合わせて柔軟なサービス提供が可能になる。

 このようにネットワークの統合管理と仮想化を実現すること、それがハイパーコネクティビティの初期段階への備えとなる。それは同時に、ノーテルが提唱している「Business Optimized Networking(ビジネスに最適化されたネットワーク)」を構築していく上での重要な要素でもあるのだ。

 次回は、今回に引き続きビジネスに最適化されたネットワークについて、もう少し考えてみよう。あと、私ごとだが、今週末はPDAをかばんの奥のほうに入れて置くことにする。

犬塚昌利
筆者紹介

犬塚昌利(いぬづか まさとし)
ノーテルネットワークス エンタープライズアンドチャネルズ営業本部
テクニカルセールス&マーケティング ディレクター

経歴: 外資系通信事業者に勤務の後、1998年ベイネットワークスヘ入社。ルータ製品のテクニカルサポートエンジニア、Broadband Access Server、L4-L7スイッチ、ファイアウォール等セキュリティ製品のプレセールスエンジニアを経て現職へ。
一言: どんな技術も1、2年もすると陳腐化していく、スピード感のあるこのネットワーク業界ですが、ほとんど趣味の延長の感覚で楽しみながら付き合っています。今後の注目キーワードは仮想化? 数年前のトレンドを繰り返している気も少し感じる今日この頃です。

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関連情報

http://japan.zdnet.com/sp/feature/07hyper/story/0,3800081251,20359738,00.htm
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