Macが市場シェアを拡大していることが騒がれて続けているが、Windowsはいまだに企業市場を完全に支配しているようだ。
これは本日すでに筆者が引用したForrester Researchの報告書「Enterprise Desktop And Web 2.0/SaaS Platform Trends, 2007」のもうひとつの調査結果である。
消費者からの敬愛は別として、Macはまだビジネスの世界では通用しないようだ。Forresterが米国時間3月31日にリリースした報告書によると:
「企業市場におけるWindowsユーザーのシェアは年間4%近く落ち込んだ。しかしMicrosoftの独占は依然として明白である:企業ユーザーの約95%がWindowsを利用している。Appleの企業シェアは2007年に3倍伸びて4.2%となり、2007年はAppleにとって重要な年であったものの、その導入はファンや小規模な作業グループに限られていた。IT部門は標準化を切望しているが、MacがIT部門にもたらす問題は多すぎる。企業に焦点を絞ったベンダーに対する評決は明らかである:ねらっている市場がニッチな企業グループでない限り、サポートする必要がある唯一のデスクトップはWindowsなのである。」
読者が思いつく前に、筆者はすでに質問した:Microsoftはこの調査に資金を提供するか、何らかの影響を与えているか?Forrester関係者は筆者に対し、同社の作品に関して「Forresterはベンダーからの資金は受けていない」と率直に回答した。
次なる質問は:ForresterはMicrosoftが奇跡を起こすと思っているのか?Windows Vistaについてはどうか――ハーバード大学のケーススタディが作成されているはずだ。(タイトルはこうなるかもしれない:「MicrosoftのVista:どうすれば製品を開発販売できないか」)
正確を期すために、Forresterは企業によるVistaの導入に関しては、さほど強気でない:
「WindowsユーザーによるVistaの採用は2007年中に5%強成長し、6.3%となった。しかしMicrosoftを大いに落胆させたのは、このような控えめな成長率も、2007年を通して90%で固定していたXPからのアップグレードによるものではないことである。アップグレードはWindows 2000からが多いと思われる。Windows 2000の6%ポイントの落ち込みがVistaの成長率に反映されている。」
Microsoftは消費者市場に関してはAppleに対する懸念を深めている。実にMicrosoftは消費者市場全体に対する懸念を深めている。これはさほど驚くことではなく、Microsoftはすでに企業市場を独占しており、成長率を伸ばし続けるためには新市場を征服する必要があるためだ。
しかし企業市場に関しては、AppleはMicrosoftが要注意とする企業リストの上位には入らない。IBMがこれに入っている。Microsoftの収益の大半が今でも消費者ではなく企業への販売から産み出されていることを踏まえると、MicrosoftはAppleの消費者市場シェアの成長をめぐる騒音に煩わされるべきでないと思うのだ。
この方程式のなかで比較的決着がついていない部分としては、消費者市場での成功が企業市場での成功にどれほど転嫁できるかというところだ。これが一部のMicrosoft関係者がAppleのノートブック、携帯電話、そしてデジタル音楽プレーヤー市場に対する不安を高めている理由である。MicrosoftはAppleのハロー効果を最悪の方法で模倣したがっているのだ。
しかし筆者が知る複数のビジネスユーザーは、どの携帯電話が消費者の間で人気があるかについては全く関心がないと言っている。むしろ注力すべきは、どの携帯電話がExchange Serverやその他の企業電子メール製品や標準と最もうまくシンクできるかという点である。そしてXboxやZuneのほんわかとした感覚は本当に、IT購入者がWindows PC、SharePoint Server、またはMicrosoftがホストするCRMに引き寄せられる前兆となるだろうか?ここでもまた筆者は確信を持てない・・・。
読者はどう思うか?MicrosoftはApple、Google、その他の企業の消費者市場での勝利を懸念すべきなのか?Microsoftは自分の仕事に専念して、消費者のお金は落ちるべきところに落ちるようにまかせるべきなのか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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