「Zune Marketplace」はiTunesキラーではない。しかし「Zune VideoX」はそうなる(少なくともそうなるように試みる)かもしれない。
最近Microsoftの壮大なエンタテインメント市場またはサービス(コード名「eLive」)について聞いたが、今度また新たに同社のエンタテインメント市場に関する話が伝わってきた。これは現在「Zune VideoX(Video Experience)」として知られている。
このイニシアティブの背後で主要な推進役を果たしているのはEntertainment and Devices eHome Divisionのコーポレイトバイスプレジデントを務めるJoe Belfiore氏だといわれている。Belfiore氏は、「Microsoft Windows XP Media Center Editionおよび、Media Center ExtenderやMedia Center DVRといった関連デバイスの開発、業務管理、マーケティング」の責務を担っている、というのが最後に聞いた話だ。Seattle Post-Intelligencerの記者であるTodd Bishop氏が米国時間4月15日に指摘したとおり、Belfiore氏は現在Zuneに関係した何らかに取り組んでいると噂されている。)
Zune VideoXはZune Marketplace の「再訪」ではないと、情報筋は述べている。むしろこれは、MicrosoftがXbox Live Marketplaceの成功から学んだ教訓をZune市場に応用しようという試みなのだと、ある匿名希望の情報筋は述べている。これはZuneユーザーが音楽、動画、TV番組、そのほかの娯楽コンテンツを購入し、ダウンロードできるようなシングルハブとなるという。
Microsoftは統合されたエンタテインメント市場を築くことを長年にわたり唱え続けてきた。そのような試みのひとつは「Alexandria」とのコード名を与えられた。もうひとつがeLiveであり、これは単一の統合された「娯楽市場」であり、消費者はそこに訪れて、Windows PC、Xbox、Zune、Windows Mobile端末で動作するような音楽、ビデオゲーム、その他のコンテンツを購入できる場所と考えられている。
それでは、空に描かれた単一の巨大な娯楽サービスまたは市場というコンセプトは忘れ去られてしまったのか?
筆者の情報筋のひとりは、eLiveは去り、Zune VideoXにより置き換わったと考えている。
「eLiveはZune Videoxに改称され、作り直され、eLiveのビジョンはZuneに注力するために縮小された」と、この匿名希望の情報筋は述べている。
同筋は次のように続けた。「ここでの重要な教訓は、BillG(Bill Gates会長のこと)による「統合された革新」のスローガンがついに衰え始めてきたことだ。この社会主義的な視点は、エンジニアリングチームが他チームのコードやアプローチを再利用するようなプレッシャーをかけられていたことを意味した。たとえそれにより、IPトランスファーの多くが完璧に当てはまらなかったり、あるチームの顧客市場の特定のニーズを満たすには書き直しが必要であったりしてもだ。」
筆者はMicrosoftに対し、この混乱した状況についてのコメントを求めた。
更新情報:16日にMicrosoftの広報担当者が以下のように回答した:
「E&D(Entertainment & Devices)がわが社の結合したエンタテインメント戦略を実現できるように熱心に取り組んでいるところだ。Zuneを含むわが社の全てのソフトウェアプラスサービスに対する多額の投資も含め、いずれ数多くの断片が結集することになるだろう。しかし現時点では新たに発表できることは何もない。」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
DRMフリーなAmazon MP3、2008年中にも米国外で提供
DRMフリーのMP3を提供するAmazon.comのサービスが、米国外でも提供される運びとなった。 - フィリップス、デジタル音楽プレーヤーで「Rhapsody」と提携 [From CNET Japan]
- マイクロソフト、Zune最新モデルで無料カスタマイズサービスを提供へ
- Zuneでゲームを実現するのは難しい? [From GameSpot Japan]
- MS、最新版「Zune」を発表--MarketplaceではDRMフリー100万曲を提供へ [From CNET Japan]
- フォトレポート:MS、第2世代「Zune」を発表--フラッシュメモリを搭載 [From CNET Japan]
- マイクロソフト、フラッシュベースの第2世代Zuneを発表へ--海外メディア報道 [From CNET Japan]
- マイクロソフト、Zuneの値下げを発表--新型iPodへの対抗策か [From CNET Japan]
- MS「Zune」プレビュー--それはスクロールホイールではなかった [From CNET Japan]
- マイクロソフトのiPod対抗端末「Zune」が善戦--米調査 [From CNET Japan]
- Microsoft
「製造」 の新着情報
-
マイクロソフトのモバイル戦略の手がかりとなるもう1つのキーワード:「Dorado」
マイクロソフトのモバイル戦略が見えにくい状態が続いているが、「Windows Mobile」のOS戦略とあわせて注目したいのが、「Zun... - 半導体:2009年最大顧客はHP、アップルとエイサーが前年より成長
- Symbian、オープンソースOSを正式に提供開始
- マンハッタン、物流や輸配送を管理する実行系SCM「Manhattan SCALE」最新版
- 日立、1平方インチあたり2.5Tビットを実現するHDD用磁気ヘッドを開発
- 製造 一覧へ »
「オール・アバウト・マイクロソフト」 のバックナンバー
-
「Windows 7」バッテリ問題:原因はバッテリ側にある、とシノフスキー氏
「Windows 7」搭載機のバッテリに関する苦情を受け、マイクロソフトは現在調査を進めているところだが、Windowsトップのスティーブン・シノフスキー氏はブログで、マイクロソフトには問題ないとする報告を行っている。 -
マイクロソフト、エンタープライズ検索「FAST」でUNIXとLinuxサポートを停止へ
-
「Office 2010」の無償アップグレードプログラムの準備を進めるマイクロソフト
-
マイクロソフトのモバイル戦略の手がかりとなるもう1つのキーワード:「Dorado」
-
今度は勤続20年近いマイク・ナッシュ氏がマイクロソフトを退職へ
- オール・アバウト・マイクロソフト 一覧へ »
企画特集

-
事例 VMwareでデータセンターをクラウド化
富士通の開発環境を効率化したクラウドのノウハウ -
経営統合後の事業損益構造の見える化を実現
SAS Performance Managementの導入事例紹介!! -
御社はまだフリーの転送サービスですか?
大容量ファイルの受け渡しに「ルール」と「安心」を -
新しい視点のレンタルサーバが誕生!
スタートアップ企業、開発者に最適なそのポイントとは? -
仮想化をダメにするストレージの実態
求められるストレージ正常化のキーワードとは? -
DBのパフォーマンスに困ってませんか?
既存のデータベース環境に追加するだけで性能が2倍に -
利用者の理想を追求した最新レンタルサーバ
サイト制作事業者がその評価結果を徹底レポート! -
仮想環境のバックアップは難しいのか
効率的なバックアップへの2ステップを解説 -
アプリケーション仮想化 3つの課題
最新のCosminexus V8.5の知られざる実力 -
レガシーアプリケーションの稼働どうしてる?
互換性の問題、あなたはどう考える?意見募集中! -
アンケートから見るセキュリティ対策の実態
8つの機能が中小企業の情報資産を守る -
通販サイトのアクセス集中からの危機を救う
4つのケーススタディからWebシステムを徹底解説 -
身近な業務をCRMが変革!
実は、埋もれた情報が鍵だった -
ビジネスを支えるWebシステム最前線
システムトラブルの6割が、ソフトウェアに原因あり
-
9. 出荷準備はOK?
この3分間のビデオは、あなたがソフトウェアを出荷する前に、データレー... -
10. Parallel Debugging Extensions
この3分間のビデオは、並列アプリケーション内のそうでなければ発見しが...
新着企業動向
-
ウイングアーク、ユーザー会への「新規入会促進プログラム」を実施
ウイングアーク テクノロジーズ -
Oracleデータベースの障害対策と安定運用
日本エクセム -
【EMCジャパン Tech Communityサイト】ITの全体最適化はインフラから
EMCジャパン -
Dojo(道場)
テンダ - 企業動向一覧へ»
