Microsoftは「Windows XP Service Pack(SP)3」の配布を中止する予定はない――少なくとも、今のところは――繰り返される再起動の問題がAMDベースのPC顧客から報告されているにもかかわらずだ。同社の広報担当者が米国時間5月9日に明らかにした。
この再起動問題に関する報告がMicrosoftのフォーラムやウェブ上の他サイトで浮上している。MicrosoftはSP3とMicrosoftのRetail Management System(RMS)の間の非互換性問題によりWindows Update経由のXP SP3提供を一時中止していたが、先週これを再開したところだった。
Microsoft Security Most Valuable Professional(MVP)であるJesper Johansson氏は8日にSP3の再起動問題をブログで取り上げていた。同氏はブログにSP3問題の影響を受けたAMDとIntelシステムの両方に関する対処方法を投稿している。ZDNetのブログ仲間のAdrian Kingsley-Hughes氏もまた、インストレーション問題を回避するために、顧客がXP SP3のインストール前に実行できるステップを提示している。
Microsoftのサービスパックにより再起動問題が生じたのは初めてのことではない。「Vista SP1 pre-requisite」でも一部の顧客の間でエンドレス再起動の問題が生じており、その結果Microsoftは同アップデートのダウンロード提供を一時的に中断した。
Microsoftはインストレーション問題に遭遇しているXP SP3顧客に対し、カスタマーサポートに連絡するよう伝えている。
「Microsoftはこれらの(SP3)問題を認識しており、これについてさらに調査を進めている」と同広報担当者は9日金曜日に筆者に述べていた。「顧客には進捗状況を随時報告する予定である。」(同広報担当者)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ