Windows XP SP3、今度はエンドレス再起動の問題生じる

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-05-12 04:38

 Microsoftは「Windows XP Service Pack(SP)3」の配布を中止する予定はない――少なくとも、今のところは――繰り返される再起動の問題がAMDベースのPC顧客から報告されているにもかかわらずだ。同社の広報担当者が米国時間5月9日に明らかにした。

 この再起動問題に関する報告がMicrosoftのフォーラムやウェブ上の他サイトで浮上している。MicrosoftはSP3とMicrosoftのRetail Management System(RMS)の間の非互換性問題によりWindows Update経由のXP SP3提供を一時中止していたが、先週これを再開したところだった。

 Microsoft Security Most Valuable Professional(MVP)であるJesper Johansson氏は8日にSP3の再起動問題をブログで取り上げていた。同氏はブログにSP3問題の影響を受けたAMDとIntelシステムの両方に関する対処方法を投稿している。ZDNetのブログ仲間のAdrian Kingsley-Hughes氏もまた、インストレーション問題を回避するために、顧客がXP SP3のインストール前に実行できるステップを提示している。

 Microsoftのサービスパックにより再起動問題が生じたのは初めてのことではない。「Vista SP1 pre-requisite」でも一部の顧客の間でエンドレス再起動の問題が生じており、その結果Microsoftは同アップデートのダウンロード提供を一時的に中断した。

 Microsoftはインストレーション問題に遭遇しているXP SP3顧客に対し、カスタマーサポートに連絡するよう伝えている。

 「Microsoftはこれらの(SP3)問題を認識しており、これについてさらに調査を進めている」と同広報担当者は9日金曜日に筆者に述べていた。「顧客には進捗状況を随時報告する予定である。」(同広報担当者)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]