「Windows Mobile 7」が登場する日は意外と近いのかもしれない。
少なくとも主要なハンドセットメーカー1社が述べたところによると、Microsoftは次期モバイルオペレーティングシステムの最終版のリリースを、Windows Mobile 7フォンを2009年第1四半期に販売し始めるのに間に合わせるように提供する計画である。もしこれが本当なら、端末メーカーにテストとプリロードするための時間を与えるには、MicrosoftはWindows Mobile 7の最終版を2008年末までにリリースすることを意味しているように思われる。
「Windows 7」と同様に、Windows Mobile 7も禁じられた話題だ。Microsoftは予定された機能、ベータ版の日程、あるいはWindows Mobile端末がいつ、どのように、はたして、iPhoneともっと直接対決するのかという点については口を閉ざしている。
(MicrosoftがWindows Mobile 7について、ようやく何らかの情報を7月初旬のWorldwide Partner Conferenceで明かすのではないかと思っている。新たにMicrosoftのMobile Communications事業のシニアバイスプレジデントに任命されたAndy Lees氏が基調講演者のラインナップに入っているためだ。もしMicrosoftが本当に今年中にWindows Mobile 7の最終版を提供するつもりなら、だいたい今頃には宣伝し始める必要があると考えられる。)
MicrosoftがWindows Mobile 7と「Windows Mobile 8」で何を計画しているかについて2、3 のリークがあった。さほど予想外ではないが、マルチタッチとジェスチャー認識への対応がリストに挙がっている。Windows Mobile端末のユーザーインターフェースは消費者がもっと使い易くなるように刷新される予定だ。そしてMicrosoftによるProject PinkやDangerの取得を通して、いずれはWindows Live以外にも音楽や写真管理といった消費者に焦点を絞ったサービスがWindows Mobileデバイスに取り入れられるであろう。
これまでのところWindows Mobile 7の目標日として筆者が知る唯一のリーク情報は「2009年のいつか」ということだけだった。しかしPhone Reportは今週に入り、HTCの関係者が同社はWindows Mobile 7端末を2009年第1四半期に提供する予定だと述べていたことを引用していた。ちなみに同社は「Android」ベースのHTC端末を2008年第4四半期に提供する計画であるという。
最近の幹部の発言からすると、MicrosoftはWindowsとWindows Mobileをもっとシンクさせようとしているように聞こえる。Microsoftは特定の人々に対してWindow Mobile 8をゼロから組み立てるつもりだと伝えているが、このことは、Windows MobileをWindowsクライアントと同じコアを持つ「本物」バージョンのWindowsとする可能性もある、ということなのだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ