Microsoftが2005年にRay Ozzie氏を採用したときには、Ozzie氏はMicrosoftの最高技術責任者(CTO)3人のうちのひとりであった。2006年にMicrosoftの当時の最高ソフトウェアアーキテクト(CSA)であるBill Gates氏は、このCSAのたいまつをOzzie氏に譲り渡したのであった。
しかしOzzie氏はGates氏の唯一の後任者ではない。Gates氏のCSAの役割は、Ozzie氏と最高研究戦略責任者(CRSO)のCraig Mundie氏との間で正式に分かれている。
MicrosoftのChannel 9ウェブサイトに米国時間6月23日に掲載されていた新しい動画インタビューのなかで、Gates氏は今月Microsoftの常勤を退いた後に同氏の後を継ぐ第3のグループのリストを付け加えた。Gates氏はChannel 9のCharles Torre氏に、MicrosoftのTechnical Fellowsグループもまた、自身の退任により産み出される技術的リーダーシップのすき間を埋めるのを助けるだろうと伝えていた。
ということは24人のメンバー――Ozzie氏、Mundie氏、そしてMicrosoftのTechnical Fellowsが22人――が技術面ではGates氏の後がまとして必要となりそうだ。
Gates氏はTorre氏に、MicrosoftのTechnical Fellowsコミュニティは「本当のエキスパート」であると伝えた。Gates氏の知名度がこのFellowsたちの影を薄くする結果をもたらしていたという。同氏の退任は新たに「彼らの仕事の重要性をみなが知る機会」を作り出すだろうとGates氏は述べた。
普段はおとなしいグループであるTech Fellowsからもっと公に話を聞けたら興味深いだろう。(なかには他と比べるともっと積極的に発言しているメンバーも数人いる。Windowsの第一人者であるMark Russinovich氏や「C#」の父といわれるAnders Hejlsberg氏などだ。
このリストのなかには、ぜひ取材をしてみたいと思う人物が何人かいる。なかでも以下のメンバーだ:
Dave Cutler氏:Microsoftでは「VMS」「Windows NT」、そして64ビットのオペレーティングシステムの父といわれる人物。同氏はMicrosoftのLive Meshプラットフォームに取り組むオールスターチームに属しているといわれる。Live Meshは以前はWindows Live Coreへの取り組みとして知られている。
David DeWitt氏:最も新しいTech Fellowであり、MicrosoftのData and Storage Platform Divisionで作業している。DeWitt氏の新しい役割は、MicrosoftのJim Gray Systems Labを創設し、主導することである。
Gary Flake氏:Yahoo Research Labsの元トップであり、Microsoftの研究とWindows Liveの組織を組み合わせたLive Labsの創設者でありディレクターである。Flake氏の責務はMicrosoftのウェブサイトによると「MSNポータル、ウェブ検索、デスクトップ検索、商用検索の取り組みの技術ビジョンと将来の方向を定める」ことであるという。
John Shewchuk氏:Microsoftのウェブサイトによると、Shewchuck氏は「Project Zurichのアーキテクチャと戦略チームを率いる。これらのチームはMicrosoftの.NETアプリケーションの開発技術をインターネット「クラウド」に延長することに注力している」という。(Microsoft Zurichに関するさらなる詳細はここを参照。)
Burton Smith氏:Smith氏はパラレルおよび高パフォーマンスのコンピューティングにおける同社の取り組みを拡大する責務を担っている。
Mike Toutonghi氏:Toutonghi氏は現在、Advertising Platform Architecture Teamを率いている。このチームは「Microsoftのプラットフォーム資産、技術、取り組みのアーキテクチャルデザインと統合に注力している。」同氏はMicrosoftとは長いことくっついたり離れたりの関係にあり、最初に同社に加わったのは「Windows 95」カーネルの作業に携わるためであった。
この24人がGates氏のあとがまとなることができると思うか?それともこの3年間ひっそりと影をひそめていたOzzie氏が今度は表に出て、Microsoftのテクノロジーの顔となると思うか(あるいは願うか、祈るか)?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
マイクロソフト創業メンバーが再び結集--MS会長ゲイツ氏の退任を控え
1978年12月7日、マイクロソフトがニューメキシコ州アルバカーキからワシントン州シアトルに引っ越す準備を進める中、同社の創設に関わったメンバーが集まり、この記事にある写真を撮影した。そして、それから30年が経った今、B・ゲイツ氏が同社での常勤勤務を終えようとしている。 - MS退任間近のB・ゲイツ氏--周囲の反応と自身の思い
- MSのゲイツ氏とバルマー氏、実は仲たがいしていたと判明
- 1カ月後に迫ったゲイツ氏退任--そのときMSに必要なもの [From CNET Japan]
- Microsoft
「人事」 の新着情報
-
ダイエットに打ち勝つストレス解消法とは?--田代センセーのメンタルテクニック(21)
前回お話したように、ダイエットに挑むには同時にダイエットのストレスを解消する方法を持っていなくてはなりません。今回は... - ビル・ゲイツ氏引退から1年、何が変わったのか?
- アップルのスティーブ・ジョブズ氏、正式に業務復帰
- 米判事、幹部社員のデル転職を巡るIBMの申し立てを棄却--WSJ報道
- クレオ、企業の人材戦略を支援するHRMパッケージ「ZeeM人材開発」を発表
- 人事 一覧へ »
「オール・アバウト・マイクロソフト」 のバックナンバー
-
「Windows 7」:事前予約割引とFamily Packの不確かな存在にユーザー困惑
マイクロソフトが発表した「Windows 7」の価格体系、事前予約割引期間が終了後に「Family Pack」が登場する可能性があるのではと、一部ユーザーは困惑状態だ。 -
マイクロソフト、Pink携帯電話キャンペーンを計画中?
-
マイクロソフト、分散アプリサーバ「Dublin」のテスター受付開始
-
ビル・ゲイツ氏引退から1年、何が変わったのか?
-
サムドライブWindows=「StartKey」か?
- オール・アバウト・マイクロソフト 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
セキュリティ事件簿
情報セキュリティをおろそかにすると…… -
ストレージ、イチから勉強しませんか?
ネットワークに仮想化、ストレージの流行も教えます
企画特集
-
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
【徹底対談】運用管理ツールの賢い使い方
市場背景〜仮想化管理までアナリストが解説! -
ストレージメディア特設サイト開設
仮想化環境において最適なソリューションを! -
ロリポップ!がリニューアル
【第1回】創業者の家入一真氏が語る誕生秘話!! -
今注目の「サジェスト検索」−デモ掲載中
システムのユーザビリティに革命を起こす技術とは -
セキュリティ&ユーザ事例【SIer Club】
最新のセキュリティ情報と提案事例が満載 -
インターネット上の悪意を未然に防ぐには?
ブラウザに備わったセキュリティ機能を徹底解説 -
仮想環境を実現するソリューション特集
仮想化導入時、こんなところ気にしてますか? -
ESBでIT投資の無駄を劇的に解消する
IBM IMPACT 2009を徹底レポート! -
◆エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新◆
不況下でも急成長の秘訣とは?注目企業の取組みも公開! -
集積度も性能も、業界最高水準のブレードPC
サーバの実装技術を、シン・クライアントへ応用 -
SOA、BPM、SaaS −今、企業に必要なこと
ビジネス・アプリケーションの今を網羅する特設サイト -
パンデミック対策特集
2009年のパンデミック発生から再考する事業継続計画 -
中小企業のセキュリティリスクとは?
導入する側・される側 得するセキュリティ製品 -
そのストレージで仮想化に対応できますか?
メリット盛りだくさんのサンのオープンストレージ製品 -
エンタープライズにおけるSUSEの強み
次世代データセンターの基盤は11だ。 -
サーバー監視・運用のコストを削減するには
エージェントレス方式を用いたパトロールクラリスで -
サービス・ドリヴン・データセンター
コスト効果の高いデータセンター構築には? -
■ストレージ容量50%削減保証■
ネットアップによる削減保証キャンペーン実施中
ZDNet Japanからのお知らせ
- ご回答にはCNET_IDご登録が必要です。
-
7. ホットスポットと同時並列性分析について
この3分間のビデオは、Intel Parallel Studioの一部であり、アプリケー... -
8. Valarray
この5分間のビデオでは、Intelコンパイラの1次元Valarrayデータ構造に対...
新着企業動向
-
シヤチハタ株式会社の電子印鑑対応ワークフローシステムに
システム連携ツール”jBOLT EXpedit...
マジックソフトウェア・ジャパン -
顧客満足を高めるWebマーケティング成功の法則
キノトロープコンサルティング -
先着100名様限定!VPS月額料金最大3ヶ月キャッシュバックキャンペーン
GMOホスティング&セキュリティ -
SecureCube / Central
NRIセキュアテクノロジーズ - 企業動向一覧へ»
幸い今回は弱毒性で大事には至らなかったが、まだ油断はできない。企業活動を停止すると、大きな経済的損害や社会的信用の低下を招いてしまう。
サーバやOS、アプリケーションなどの世界ではオープンソーススタンダードが市場を牽引する現在、ストレージの世界でもオープン化の流れが始まっている。 
