筆者は「MicroHoo」に関する投稿を最小限にとどめようとしている。駆け引きと現実を区別するのが難しいためだ。
しかし、この週末の最新のやりとり――MicrosoftはまたもやYahooの検索ビジネスの買収をオファーしたが、YahooはMicrosoftがYahoo全部を取得するオファーをもって出直すように説得しようとしていた――について考え耽った後、この取引全体に対する最初の疑問が舞い戻ってきた。いったいなぜMicrosoftはYahooを欲しがるのか?(あるいは、現時点ではもっと正確にいうと、Yahooの検索ビジネスを、である。MicrosoftがYahoo全部を求めている時期は幸いにも過ぎ去ったようであるためだ。)
アップデート:やりとりといえば、Yahooと投資家のCarl Icahn氏との間で起こったことについてMicrosoftの見解はこうである。これは(予想通り)Yahooの見解とはだいぶ違う。言うまでもなくIcahnの見解ともだいぶ違う。
最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏はMicrosoftのLive Searchへの取り組みがトントン拍子だと主張しているにもかかわらず、MicrosoftがYahooを欲しがる理由のひとつは明らかに、Microsoftがコンシューマー検索シェアを10%程度以上に伸ばすことができないためである。しかしそれ以外になぜMicrosoftはYahooを欲しがる、あるいは必要だと思っているのか?
Ballmer氏とMicrosoftはもはや、Yahooのブレーンを求めているとは言っていない(それはよいことである。Yahooのトップタレントのますます多くが解雇されているか、逃げたか、逃げる準備をしているからだ)。Microsoftもまた、Yahooと勢力を組み合わせることで達成できるバックエンドインフラのシナジーについては触れていない。むしろBallmer氏が先週のWorldwide Partner Conferenceで率直に述べたとおり、結局のところ広告に関わる話なのだ。
「顧客が増えれば増えるほど、実際のところ、良い広告主を得ることができる。良い広告主と人々は実際に検索の際にみられる広告が好きだ。広告が嫌われる場所は数多いのに、検索の場合は広告がその体験を実際に助けている。だからわれわれのボリュームとYahooのボリュームを組み合わせれば、それは良いことに違いない、という発想なのである。」
読者はどう考えるか?Microsoftは本当にYahooの検索ビジネスを取得したいのだろうか?それともMicrosoftが繰り返すオファーは、単に報復をねらったMicrosoft風の強硬姿勢で、最終的にはYang氏がいないYahooを激安価格で買い上げようという魂胆があるのか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
米ヤフー、アイカーン氏とMSによる共同提案を拒絶
ヤフーは米国時間7月12日夜、マイクロソフトと投資家C・アイカーン氏による11日夜の共同買収提案を拒否したと発表した。同提案では、「組織の再構築」とヤフー検索事業のマイクロソフトへの売却が提案されていた。 - Microsoft
「業界動向」 の新着情報
-
「Google Books」をめぐる和解について米司法省が調査を開始
米司法省は、特定書籍のデジタル出版権に関してGoogleと出版社団体の間で合意した和解について、独占禁止法違反関連で正式な... - 「Windows 7」:事前予約割引とFamily Packの不確かな存在にユーザー困惑
- MS、最大半額の大規模データセンター向け統合運用管理ライセンスを発表
- シマンテック、アジア太平洋地域における中小企業のセキュリティ課題をレポート
- シマンテック、中小企業に関するIT調査を発表:57%がIT費用増加と回答
- 業界動向 一覧へ »
「オール・アバウト・マイクロソフト」 のバックナンバー
-
「Windows 7」:事前予約割引とFamily Packの不確かな存在にユーザー困惑
マイクロソフトが発表した「Windows 7」の価格体系、事前予約割引期間が終了後に「Family Pack」が登場する可能性があるのではと、一部ユーザーは困惑状態だ。 -
マイクロソフト、Pink携帯電話キャンペーンを計画中?
-
マイクロソフト、分散アプリサーバ「Dublin」のテスター受付開始
-
ビル・ゲイツ氏引退から1年、何が変わったのか?
-
サムドライブWindows=「StartKey」か?
- オール・アバウト・マイクロソフト 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
セキュリティ事件簿
情報セキュリティをおろそかにすると…… -
バズワードの裏側みてみませんか?
SaaSにSOA、仮想化までビジネス視点からバズワードを斬ります
企画特集
-
ロリポップ!がリニューアル
【第1回】創業者の家入一真氏が語る誕生秘話!! -
インターネット上の悪意を未然に防ぐには?
ブラウザに備わったセキュリティ機能を徹底解説 -
SOA、BPM、SaaS −今、企業に必要なこと
ビジネス・アプリケーションの今を網羅する特設サイト -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
パンデミック対策特集
2009年のパンデミック発生から再考する事業継続計画 -
ストレージメディア特設サイト開設
仮想化環境において最適なソリューションを! -
そのストレージで仮想化に対応できますか?
メリット盛りだくさんのサンのオープンストレージ製品 -
仮想環境を実現するソリューション特集
仮想化導入時、こんなところ気にしてますか? -
◆エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新◆
不況下でも急成長の秘訣とは?注目企業の取組みも公開! -
今注目の「サジェスト検索」−デモ掲載中
システムのユーザビリティに革命を起こす技術とは -
ESBでIT投資の無駄を劇的に解消する
IBM IMPACT 2009を徹底レポート! -
セキュリティ&ユーザ事例【SIer Club】
最新のセキュリティ情報と提案事例が満載 -
中小企業のセキュリティリスクとは?
導入する側・される側 得するセキュリティ製品 -
【徹底対談】運用管理ツールの賢い使い方
市場背景〜仮想化管理までアナリストが解説! -
集積度も性能も、業界最高水準のブレードPC
サーバの実装技術を、シン・クライアントへ応用 -
サーバー監視・運用のコストを削減するには
エージェントレス方式を用いたパトロールクラリスで -
エンタープライズにおけるSUSEの強み
次世代データセンターの基盤は11だ。 -
■ストレージ容量50%削減保証■
ネットアップによる削減保証キャンペーン実施中 -
サービス・ドリヴン・データセンター
コスト効果の高いデータセンター構築には?
ZDNet Japanからのお知らせ
- ご回答にはCNET_IDご登録が必要です。
-
1.並列性のための包括的ソリューション
Intel Parallel Studioが、いかにVisual Studioを拡張し、並列プログラ... -
2.Advisor概要
Intel Parallel Advisorについての2分間の概要紹介で、プログラマが自分...
新着企業動向
-
Sky株式会社 クライアント運用管理ソフトウェア 「SKYSEA Client View Ver.4」新発売
Sky -
待ったなし!会計基準の国際化対応 緊急セミナー
NTTソフトウェア -
【EMC Mail News】3分でわかる最新ハイエンド・ストレージSymmetrix V-Maxの製品概要
EMCジャパン -
SecureCube / Central
NRIセキュアテクノロジーズ - 企業動向一覧へ»
幸い今回は弱毒性で大事には至らなかったが、まだ油断はできない。企業活動を停止すると、大きな経済的損害や社会的信用の低下を招いてしまう。
サーバやOS、アプリケーションなどの世界ではオープンソーススタンダードが市場を牽引する現在、ストレージの世界でもオープン化の流れが始まっている。 
