ローンチに夢中のMicrosoftが、もうひとつ、企業向けの製品を今月中に開始する予定だ:「Windows HPC 2008 Server」である。
正式な提供開始日は米国時間9月22日である。ローンチ会場は、ニューヨークで開催される2008年「High Performance on Wall Street」カンファレンスとなる。
HPCは「ハイパフォーマンスのコンピューティング」を略したものである。HPC 2008 ServerはMicrosoftのWindows Compute Cluster Server 2003の後継者である。同製品の特徴でMicrosoftがこの1年間宣伝しているのは:新しい高速ネットワーキング、拡張可能なクラスタ管理ツール、高度なフェイルオーバー機能、サービス指向型アーキテクチャ(SOA)のジョブスケジューラ、そしてパートナーのクラスタ化されたファイルシステムのサポートである。
MicrosoftはHPC 2008 Serverの「Beta 1」を2007年11月にリリースしている。本製品はWindows Server 2008のラインナップで最もハイエンドのSKUであるが、Microsoftは2008年6月、本製品の最終版に近いリリース候補テストビルドを提供していた。
HPC分野では、Microsoftの最も手ごわい競争相手はLinuxである。リサーチ組織や米金融企業が、HPC技術の最大のユーザー層を成している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ