「Windows 7 Beta」と「Office 14」アルファ版が両方登場した今、この2つが「一緒だといっそう良く機能する」ように設計されているという話が少しずつ漏れ出している。
MicrosoftがWin 7とO14を「Windows Live」と「Win 7」の間ほど密接に統合させるつもりは到底ないと、情報筋は述べている。しかし同社関係者は、これら両方の新製品を購入するユーザーが、Win 7の上でO14がどれほど「輝く(lights up)」かという点を活かせるような方法を探しているのだ。
(余談だが:「輝く」コンセプトの理解を深めるために、この2007年のWindows Liveの企画メモからの抜粋を見てほしい。以下の段落は、Windows Liveチームが同サービスがWindowsシステム上で使われたときに間違いなく「輝く」ようにしたかったという点を詳説している:)
「われわれはWindowsの体験をWindows Liveとともに『輝かせる』つもりだ。この目標に対するひとつの観点は、顧客が10フィート離れていても、新しいテーマまたは機能のいずれによるものにせよ、Windows PCにWindows Liveを備えていることがわかるようにすることだ。スタートメニュー、タスクバー、サイドバー、フォルダを『輝かせる』とはどういう意味か?顧客がLive IDをWindowsアカウントに入力すると何が起こるか?例えば、スタートメニューのユーザータイルを写真で「輝かせる」ことができるほか、プレゼンス情報を追加し、自動的に文書、写真、その他のメディアを複製、移動させることができる。われわれはバックグラウンドビットマップやその他の選好といったWindowsセッティングの一式を移動させて、簡単にあるPCをほかのPCに見えるようにすることができる。ファミリー安全ソリューションは、自然にペアレンタルコントロールのWindows体験を拡張し、レポーティングやコンテンツフィルタリングのほか、アカウント管理を提供することができる。」
O14とWin7を一緒にすることで、「輝かせる」コンセプトがどのように明示されるか?匿名希望のあるベータテスターによると、エンタプライズ検索は、この2製品が相互に情報を与え合う機会が存在するひとつの分野であるという。
同テスターによると、O14をWindows 7の上で利用する際に、ユーザーは「Windows Explorer」を使って「SharePoint」サイトにあるファイルを検索することができるようになるという。ユーザーはエンタプライズ検索コネクタを、「SharePoint Server 14」(同製品を構成するいくつかの異なるサーバのひとつとして検索が含まれる)または「Search Server 14」と、Windows Explorerとの間に追加することができるようになる。このコネクタを通して、エンタプライズ検索エンジンによりインデックスされたファイルはWindows Explorerの検索結果の一部となる。そしてファイルプレビューといったWindows 7の機能は、O14の文書やファイルに使うことができるようになる。
Win 7とO14コードの両方のテストバージョンを入手することができたという恵まれたテスターのなかで、この両製品によって予定されているほかのシナジー例を発見したという人はいませんか?「Windows Server 2008 R2」とO14のシナジーまたは統合の可能性についてはどうか?こうした疑問を考える一方で、Neowinに掲載されたOffice 14アルファからリークしたスクリーンショットもチェックしてほしい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ