Microsoftが米国時間5月11日から15日まで開催した「TechEd」カンファレンスでの最大の疑問は--人気スピーカーで、元Microsoftのセキュリティ専門家、Steve Riley氏がどうなったのかという疑問以外に--、「Visual Studio 2010(VS2010)」のベータはどうなったのかだ。
Twitterでは、Microsoftの次期開発ツールとなるVS2010のベータ版に関する情報を求めるたくさんのTechEd参加者のつぶやきが出ていたが、確かな情報は得られずだった。
私の周囲の情報を基にすると、VS2010と「.NET Framework 4.0」(.NET 4)のベータ1はここ数週間のうちにリリースされるようだ。早ければ5月18日の週という可能性もありそうだ。
Microsoftの代表者は、VS2010で予定している新機能のいくつかをおおまかに紹介している。VS2010の正式版は、2009年の終わりまでに登場すると予想されている。TechEdでは、何人かの出席者が、Microsoftのプログラミング言語であるF♯が含まれるという情報、Iron Pythonは現在のF♯と同じようにバンドルされずに出荷されるといった情報や、追加の機能について話をしていた。
このほかにもTwitterには、“VS2010での「Sharepoint Team Foundation Server(TFS)」の統合はクールだ”という声があったが、2008のプロジェクトから新しいテンプレートに移動するためにはツールをアップグレードする必要がある。
VS2010と.Net4のリリースについてMicrosoftに問い合わせてみた。回答があれば、ここで紹介したい。
関連したニュースとして、VSチームが開発して使っているテストツール“Camano”の正式名称が、「Microsoft Test and Lab Manager」に決定したことが発表されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ