MicrosoftとYahooは米国時間5月6日、2009年に発表した提携の広告販売について最新情報を公開した。
2009年夏に2社が提携を発表した際、Yahooの検索サービスの多くがMicrosoftの検索結果を表示し、Yahooの広告プラットフォームを利用する顧客をYahooの「Panama」から「Microsoft adCenter」に移行させる計画を明らかにしていた。Yahooは、Microsoft向けのオンライン広告(ディスプレイ広告は除く)を販売することになっている。
最新情報によると、Yahooは米国とカナダの広告顧客をadCenterに移行させるのを「2010年の年末商戦前に」完了することを社内目標としていると記している。しかし、「年末商戦前に品質を保ちながらの移行ができない」場合は、「移行を2011年前半に延期するつもりだ」という。
「できるだけ柔軟にできるよう、2010年夏後半に数週間の期間を用意するつもりだ。この間、顧客は移行を開始、完了するタイミングを決定できる」とYahooはブログに記している。
Microsoftは2009年、提携期間の最初の2年間で3億ドルを損失するが、その後「しかるべきリターン」を得られるようになるとの予想を明らかにしている。リターンについては、「定常4億ドル」と説明していた。
その一方で、広告研究開発担当バイスプレジデントのAlex Gounares氏が結局Microsoftを辞職することにしたようだ。2009年10月、Gounares氏は育児休暇を取ったが、実はGounares氏はMicrosoftを辞めるのだといううわさを聞いていた。Microsoft側はこのうわさを否定し、オンラインサービスの最高技術責任者(CTO)に就任すると述べた。AllThingDigitalが5月7日付けで報じたところによると、Gounares氏はMicrosoftを退職した後、AOLのCTOに就任するとのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ