あなたは新米ネットワーク管理者だろうか。あなたはいくつかの授業を受けた経験があり、資格試験に合格しており、自宅ではWindowsドメインの設定までやったことがあるのかもしれない。しかし、企業ネットワークを管理する責任を負うと、予想していなかった問題に直面することになるだろう。
あるいは、あなたは経験を積んだ企業のIT技術者だが、これまではずっとUNIXを使っていたのかも知れない。今回、転職や今の職場で新たなシステムを導入したのが原因で、経験の浅いWindowsの世界に入ってきたところだろうか。
この記事では、そんなあなたが新米Windows管理者が犯しがちなミスを避けるにはどうしたらいいかを説明するものだ。
#1:何もかもを一度に変えようとする
新しい仕事を始めた時や、新しい技術を使い始めた時には、ありとあらゆる素晴らしいアイデアが思い浮かぶものだ。新たな職場に来た時には、すぐに前任者がやっていた間違い(あるいは、間違いのように見えるもの)が目に付く。あなたは多くのベストプラクティスを知っており、学校でさまざまな技を学んでいるかも知れない。もしあなたが異なる環境から移ってきた経験を積んだ管理者であれば、自分のやり方にこだわりがあり、新しいOSの機能を活用するよりも、以前やっていたように仕事を進めたいと思うかも知れない。
どちらにせよ、そんな人は大きな悲劇を引き起こす可能性が高い。Windowsのネットワーキングに不慣れな人は(もちろん、これはどんな仕事でも同じだが)、順応し、観察して学ぶ時間を取り、少しずつ進んだ方がいい。長い目で見ればその方が仕事は簡単になり、友人も増える(少なくとも敵を増やさない)だろう。
#2:エンドユーザーの技術レベルを高く見積もりすぎる
多くの新米管理者は、ユーザーの技術に対する理解度を実際よりも高く見積もりがちだ。エンドユーザーがセキュリティの重要性を理解していると仮定してはならないし、彼らが自分が見ているエラーを正確に説明できると思ってはならず、「デバイスマネージャを開いてサウンドカードの状態をチェックして欲しい」というような簡単な作業でもそれをやれると思うのは間違っている。
ビジネスの世界の多くの人は毎日コンピュータを使っているが、いくつかの特定のアプリケーションを操作できる以上の知識は持っていない。それにイライラしたり、彼らに自分がばかにされていると思わせてしまったら、彼らの多くは問題が起こってもあなたに連絡しなくなってしまうだろう。彼らは問題を(それが可能であれば)無視するか、あるいはさらに悪いことに、自分自身で解決しようとするかも知れない。そうなると、あなたが最終的に問題に気付く頃には、ずっと悪いことになっている可能性が高くなる。