Hewlett-Packardは同社の80モデル以上のノートPCにセキュリティホールが存在していることを認め、このバックドアによってユーザーがウェブページ閲覧によるコード実行攻撃を受ける可能性があると警告した。
HPの勧告では、この「HP Infor Center」ソフトウェアのActiveXによる脆弱性を持つ82のノートPCのモデルを列挙している。この問題は「critical」に分類されており、HPのノートPC所有者は、公開されている脆弱性実証コードにより、このセキュリティホールを悪用する方法がインターネット上に出回っていることに注意すべきだ。
このセキュリティホールを突くには、ノートPC所有者にMicrosoftのInternet Explorerを使って悪意のあるウェブサイトを閲覧させる必要がある。この問題には遠隔からのコード実行、遠隔からのシステムレジストリの読み書きアクセス、遠隔からのシェルコマンド実行が含まれている。
この問題は、Windows 2000、Windows XP、Windows Vistaを実行しているノートPCに影響がある。
[ 参考:There’s a hole in your laptop, dear HP, dear HP(英語)]
脆弱性のあるActiveXコントロールはHPInfoDLL.dllであることが特定されており、デフォルトで「Safe for Scripting」とマークされている。
HPは脆弱性を持つマシン上で手動で適用する必要のある、よく言っても暫定パッチとしか呼べないものを公表した。これは脆弱性を修正するものではなく、HP Infor Centerを使用不能にするものだ。修正の適用手順については、HPの勧告の末尾で説明されている。
次の記事も参照して欲しい:Zero-day flaw haunts HP laptop models(英語)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ