HPがノートPC 82モデルにバックドアの存在を認める

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2007-12-17 10:24

 Hewlett-Packardは同社の80モデル以上のノートPCにセキュリティホールが存在していることを認め、このバックドアによってユーザーがウェブページ閲覧によるコード実行攻撃を受ける可能性があると警告した。

 HPの勧告では、この「HP Infor Center」ソフトウェアのActiveXによる脆弱性を持つ82のノートPCのモデルを列挙している。この問題は「critical」に分類されており、HPのノートPC所有者は、公開されている脆弱性実証コードにより、このセキュリティホールを悪用する方法がインターネット上に出回っていることに注意すべきだ。

 このセキュリティホールを突くには、ノートPC所有者にMicrosoftのInternet Explorerを使って悪意のあるウェブサイトを閲覧させる必要がある。この問題には遠隔からのコード実行、遠隔からのシステムレジストリの読み書きアクセス、遠隔からのシェルコマンド実行が含まれている。

 この問題は、Windows 2000、Windows XP、Windows Vistaを実行しているノートPCに影響がある。

[ 参考:There’s a hole in your laptop, dear HP, dear HP(英語)]

 脆弱性のあるActiveXコントロールはHPInfoDLL.dllであることが特定されており、デフォルトで「Safe for Scripting」とマークされている。

 HPは脆弱性を持つマシン上で手動で適用する必要のある、よく言っても暫定パッチとしか呼べないものを公表した。これは脆弱性を修正するものではなく、HP Infor Centerを使用不能にするものだ。修正の適用手順については、HPの勧告の末尾で説明されている。

 次の記事も参照して欲しい:Zero-day flaw haunts HP laptop models(英語)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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