Appleは最新バージョンのQuickTimeを公開し、2008年3回目のセキュリティアップデートで11件の脆弱性にパッチを当てた。
米国時間4月2日の夜、AppleはすべてのプラットフォームのQuickTimeを対象とするアップデートを公開した。以下に示すセキュリティホールの影響を受けるのは、特に記述がない限り、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降、Mac OS X v10.5以降、Windows Vista、XP SP2だ。パッチの内容は次のようになっている。
CVE-2008-1013では、Javaアプレットに権限の昇格を許してしまうセキュリティホールを修正している。Appleは次のように述べている。
QuickTime for Javaの実装の問題によって、信頼されていないJavaアプレットがQTJavaが提供するオブジェクトをデシリアライズすることが可能となっている。悪意をもって作成されたJavaアプレットを含むウェブページを閲覧することで、秘密情報の漏洩やカレントユーザーの権限による任意のコード実行が起こる可能性がある。このアップデートでは、信頼されていないJavaアプレットがQTJavaのオブジェクトをデシリアライズする能力を無効にすることで、この問題を解決している。
CVE-2008-1014は、ユーザーが動画をダウンロードする際に起こる情報漏洩の問題を修正している。Appleは次のように述べている。
特別に作成されたQuickTimeムービーは、自動的に外部URLを開くことができ、これによって情報漏洩が起こる可能性がある。このアップデートでは、動画ファイルに埋め込まれている外部URLの処理を改善することで、この問題を解決している。
CVE-2008-1015は、別の動画ファイルの問題を解決している。Appleは、悪意を持って作成された動画ファイルが、予期しないアプリケーションの終了や任意のコード実行に繋がる場合があると述べており、「QuickTimeのデータリファレンスアトムの処理の問題が、バッファオーバーフローを引き起こす場合がある」と付け加えている。
CVE-2008-1016、CVE-2008-1017、CVE-2008-1018はすべて、悪意を持って作られた動画をダウンロードするユーザーのコード実行やアプリケーション異常終了に繋がる可能性のある問題を修正するものだ。
CVE-2008-1019は、「悪意を持って作られたPICT画像ファイルが、予期しないアプリケーションの終了や任意のコード実行に繋がる可能性がある」問題を解決している。また、CVE-2008-1020とCVE-2008-1023は、VistaとXP SP2のみのPICT画像ファイルの処理に関するセキュリティホールを解決するものだ。
CVE-2008-1021は、アプリケーションの異常終了やコード実行の脆弱性に繋がる可能性のある、動画ファイルに関する別のセキュリティホールを修正する。影響のあるプラットフォームはVistaとXP SP2である。
CVE-2008-1022は、QuickTime VRムービーのセキュリティホールを修正する。Appleは「悪意を持って作成されたQuickTime VRムービーファイルを閲覧すると、予期しないアプリケーション終了や任意のコード実行に繋がる場合がある」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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