• メールアドレス:
  • パスワード:

マイクロソフトが月例パッチでOfficeの不具合を修正、4件の緊急のパッチを公開

2008/05/14 14:43

 Microsoftは米国時間5月13日、OfficeとWindows XPの脆弱性に関する4件の緊急のパッチを公開した。公開したパッチは他のものも含め全部で6件になる。

 以下ではCVEごとに説明していく。

 CVE-2008-1091:MicrosoftはMicrosoft Wordのオブジェクト解析の脆弱性を修正した。影響のあるソフトウェアには、Office 2000、2003、2007が含まれる。Microsoftは次のように説明している。

 Microsoft Office が特別な細工がされた Rich Text Format (.rtf) ファイルを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。ユーザーが不正な形式の文字列で特別な細工がされた .rtf ファイルを Word で開いた場合、または不正な形式の文字列で特別な細工がされた .rtf ファイル をリッチテキスト形式の電子メールでプレビュー表示した場合、この脆弱性によりリモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。

 この問題を報告したのはZero Day Initiativeだ。

 CVE-2008-1434:Microsoftのアップデートでは、WordのCascading Style Sheet(CSS)の脆弱性を修正している。Microsoftは、「Microsoft Word が特別な細工がされた Word ファイルを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性は、不正な形式の CSS 値を含む特別な細工がされた Word ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります」と述べている。iDefense Labsに勤務するJun Mao氏がこの脆弱性を発見した。

CVE-2008-0119:MicrosoftはMicrosoft Publisherの脆弱性を修正した。Microsoftは次のように述べている。

 Microsoft Publisher がオブジェクトヘッダーのデータを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は電子メールの添付ファイルとして Publisher ファイルを送信、または悪意のある Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストされている特別に細工した Publisher ファイルを開かせ、この脆弱性を悪用する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、影響を受けるコンピュータが攻撃者に完全に制御される可能性があります。

 Fortinet Security ResearchのCocoruder氏がこの脆弱性を発見した。影響があるのはOffice 2000、2003、2007だ。

 CVE-2007-6026:MicrosoftはWindows 2000 Service Pack 4、Windows XP、Windows Server 2003のバッファオーバーランの脆弱性を修正した。Microsoftは次のように述べている。

 これは Microsoft Jet Database Engine (Jet) に存在するバッファ オーバーランの脆弱性で、影響を受けるコンピュータでリモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者は特別な細工がされたデータベースクエリを作成し、影響を受けるコンピュータ上で Jet を使用しているアプリケーションを介して送信することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性があります。

 CERT、ISC/SANS、およびTipping Point DVLabsのAaron Portnoy氏がこの脆弱性を報告している。

 また、Microsoft Live OneCare、Antigen、Windows Defender、Forefrontに影響のある、深刻度が警告の脆弱性2件が修正されている。

 CVE-2008-1437:マイクロソフトは次のように述べている。

 Microsoft Malware Protection Engine が特別に細工されたファイルを処理する方法に、サービス拒否の脆弱性が存在します。攻撃者はサービス拒否が起こる可能性のあるファイルを特別に細工して作成し、標的となるコンピュータがファイルを受け取り、Microsoft Malware Protection Engine がそのファイルをスキャンした場合に、この脆弱性を悪用する可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、Microsoft Malware Protection Engine が応答を停止し、Microsoft Malware Protection Engine が自動的に再起動する可能性があります。

 CVE-2008-1438:これも同様の脆弱性だが、次の点が異なる。「攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ディスク領域がなくなり、サービス拒否の状態を引き起こし、自動で再起動する可能性があります」(Microsoft)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


バックナンバー
関連記事
この記事を読み解くキーワード:
セキュリティ情報
ZDNet用語検索
企業情報
キーワード
関連ホワイトペーパー
関連製品

注目記事

企画特集

今知るべき仮想化情報今知るべき仮想化情報
インフラからアプリケーションまで、これを知らずに仮想化は語れない
Techno ExchangeTechno Exchange
全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略
「未来の、その先」をどう提言していくか「未来の、その先」をどう提言していくか
クラウドコンピューティングが導く新しいシステム
ZDNet Japan Green ITZDNet Japan Green IT
洞爺湖サミット目前!環境に配慮したGreen ITとは?
DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」
PowerEdgeサーバに最適な運用管理ソリューション後編
ブログ RSS Feed
洞爺湖と環境と私
裏方の裏方日記〜日々是広報 2008/05/20 12:57
プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」
ミュージシャンのGacktさんと漫画家の三浦建太郎さんという2人のプロが参加しながらも、ユーザーが自由に作品を公開できるという歌声合成ソフト「がくっぽいど」。この開発経緯を開発元に聞いた。
iPhone、月額通信料金は7280円からに--ソフトバンクモバイルが発表
UPDATE ソフトバンクモバイルはiPhoneの通信料金プランを発表した。月額980円のホワイトプランに、データ定額制プラン「パケット定額フル」、「S!ベーシックパック(i)」をあわせ、月額7280円からとなる。
ジョブズ氏引退後のアップルを考える
カリスマ的な創業者が社を去った後、会社の業績が低迷する事例は、ハイテクだけでなく、さまざまな業界で見られる。アップルは「ジョブズ氏後」に備えているのかどうか検討する。