セキュリティの問題でPHP 5.2.7が配布中止に

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-12-09 07:00

 オープンソースプロジェクトのPHP Groupは、PHP version 5.2.7の配布を中止した。これは、一定の設定に影響のあるセキュリティ上のバグのためだ。

 Apacheの支援を受けたプロジェクトであるPHP Groupが掲載した情報によれば、PHPユーザーは、この問題が修正されたPHP 5.2.8がリリースされるまでは、version 5.2.6を使うべきだという。

 PHP 5.2.7リリースに発見されたセキュリティ上のバグにより、このバージョンは配布を中止された。このバグは、magic_quotes_gpcが有効とされた設定に影響があり、これが有効に設定されていても無効のままになってしまうという問題がある。PHP 5.2.8がリリースされるまでの間は、PHP 5.2.6を使用すること。

 magic quotes機能はPHP 6.0.0で廃止され、削除される。PHP Groupは「この機能を使用しないことを強く推奨する」と警告している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]