何年もの間、重要なセキュリティ機能については後れを取っていたAppleだが、同社はようやく最新のSafariにマルウェアブロッカー、フィッシングフィルタ、EV(Extended Validation)証明書のサポートを組み込んだ。
Safari 4のセキュリティ機能のリストの見出しの中にはマルウェア保護機能あり、このリストにはクッキーのブロック、プライベートブラウジング、暗号化、安全なダウンロード、ペアレンタルコントロールなども含まれている。
(参照:PayPal: If a browser doesn't have anti-phishing technology (like Safari) ditch it)
Appleは過去に、Safariに基本的なセキュリティ機能を組み込んでいないことで厳しく非難されていた。Pay Palの最高情報責任者(CIO)Michael Barrett氏は、エンドユーザーに対し、保護機能が欠けているSafariの利用は避けるべきだと勧めることまでしている。
しかし、Appleはようやく追いついたようだ。ある情報提供者によれば、一番重要なマルウェアブロック機能には、Googleの悪意のあるサイトのブラックリストが使われており、ユーザーが既知のマルウェアを持っているサイトを訪問した場合には警告が表示される。
MicrosoftのInternet Explorer、MozillaのFirefox、Operaは、すべて同様の警告を表示する機能を持っている。
EV証明書がサポートされたことは重要だ。これによって、ウェブの利用者は簡単に正規のウェブサイトや企業を見分けることができる。EV証明書を持っているサイトに対しては、Safari 4はアドレスフィールドの右側のサイト名の部分が緑色で表示される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ