Firefox 3.5の未パッチのセキュリティホールに対する攻撃コードが公開される

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-07-16 11:28

 Mozillaのセキュリティ対応チームは、Firefoxの最新バージョンに存在するセキュリティホールに対して攻撃コードが公表されたことに対し、大急ぎで対応しようとしている。

 このセキュリティホールはSecuniaによって「非常に重大」であると評価されており、これによってFirefoxの多数のユーザーをリモートからのコード実行攻撃の危険にさらされている。

 この脆弱性は、「font」などのHTMLタグを扱うJavaScriptのコードを処理する際に生じるエラーによって引き起こされるもので、これを悪用してメモリ破壊を引き起こすことができる。

 このセキュリティホールをうまく悪用すると、任意のコードを実行することができる。

 この脆弱性はバージョン3.5に存在することが確認されている。他のバージョンにも影響がある可能性がある。

 この攻撃コードは、MilwOrmで公開された

 パッチがまだ出ていないため、Firefoxのユーザーと管理者はただちにJavaScriptを無効にすべきだ。US-CERTは、ブラウザの脆弱性に関するリスクを緩和する方法を操作方法付きで説明した有益な文書(Securing Your Browser)を公開している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]