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転送、再転送、情報流出…ドキュメント権利管理を始めよう

重要な情報が電子メールでやり取りされる機会が増えている。正規の権限を有するユーザーの情報活用を円滑に実現し、同時に部外者への情報流出を防ぐための施策として、今回はドキュメント権利管理を取り上げる。

文:Deb Shinder
翻訳校正:吉井美有  2007年3月6日 08時00分

 一方、IRMはMicrosoft OfficeやInternet ExplorerといったRMS対応アプリケーションにおける権利管理用のコンポーネントとなっている。また、IRMはOffice 2003およびOffice 2007の一部ともなっている(編集部注:厳密にはOffice 2003のうちProfessional Editionで作成されるドキュメントが本稿で紹介する権利管理の対象となる。その他のOffice 2003では、権利管理されたドキュメントの表示と編集が可能だが、権利管理が可能なドキュメントを作成することはできない点に注意されたい)。

RMSとIRMで何ができるのか?

 MicrosoftのRMSとIRMを用いることで、Officeドキュメントや、Microsoft Officeで作成した電子メールメッセージを受信者がどう利用するかをコントロールすることができる。例えば:

  • 受信者がメッセージやドキュメントからテキストをコピーできないようにする
  • 受信者がメッセージやドキュメントを印刷できないようにする
  • 受信者が電子メールを転送できないようにする
  • アクセス期限を定めることで、受信者がその期限以降にメッセージやドキュメントにアクセスできないようにする

 受信者は、RMSで保護されたメッセージやドキュメントをオープンするためにOffice 2003、Office 2007、Internet Explorer(のRights Managementアドオン)のいずれかを使用する必要がある。ユーザーがOffice 2003よりも前のバージョンのMicrosoft Officeやこれら以外のアプリケーション、サードパーティ製の電子メールクライアントを用いてオープンしようとすると、そのアクセスは拒否される(編集部注:2007 Microsoft Office Systemのエディション別RMS利用可能範囲について、詳しくはこちらを参照のこと)。

 RMS対応アプリケーションは、保護された情報をユーザーがコピーや転送、印刷することを(メニューにあるこういったオプションをグレーにして選択できないようにすることで)防いでくれる。しかし、受信者がその気になれば、スクリーンキャプチャツールを利用したり、画面上の情報をデジタルカメラで撮影したり、情報を手で書き写したりすることも可能だということを忘れないでほしい。RMSとIRMは保護された情報の誤用を困難にするものの、不可能にするわけではないのだ。

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筆者Debra Littlejohn Shinderについて

Windows Server SecurityのMicrosoft Most Valuable Professional(MVP)として、多数の書籍や技術文書などの執筆、編集作業に力を入れながら、テクノロジーコンサルタント、トレーナーとしても活動する。警察官、警察学校のインストラクターとして活躍した経験を持つ。専門はMicrosoft製品とセキュリティ。

「シンダー先生のシステム管理ゼミナール」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/sp/feature/shinder/story/0,2000087897,20344545,00.htm
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