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ソフトウェアの要らないVoIPサービス「JAJAH」って?

VoIP通話の新たな形態をご紹介しよう。必要なものは、インターネット接続とウェブブラウザ、電話番号、それから「JAJAH」という名のサービスだけだ。Deb ShinderがサービスJAJAHについてご説明する。

文:Deb Shinder
翻訳校正:吉井美有  2007年4月17日 08時00分

 従来の公衆交換電話網(PSTN)の代わりにインターネットを介して通話する方法にはいくつかある。例えば、Skypeのようなサービスを利用して通話を行うには、そのサービス専用のソフトウェアをPCにダウンロードし、PCに接続したマイクとスピーカー(またはヘッドセット)を使用する必要がある。

 家庭や小規模企業の場合は、(VonageやLingo、Packet8などの)VoIPプロバイダーと契約したうえで、インターネットプロバイダーのルータまたはモデムにアナログ電話用アダプタ(ATA)ボックスを接続し、そこに通常の電話を接続することができる。また、より規模の大きな企業の場合には、社内ネットワーク上にVoIPサーバとPSTNゲートウェイを設置し、IP PBXシステムを介して各電話を複数のVoIP回線に接続することができる。

 そしてまた、IPを使ってより安価に長距離通話を行うための仕組みが現れた。この形態では、ソフトウェアをPCにダウンロードしたりインストールする必要は一切ないうえに、特殊な機器を購入したり借りたりする必要もない。

 このサービスを使うために新たに契約を交わす必要はなく、既存の家庭用あるいはオフィス用の電話を使って電話を掛けることができる。さらに、VoIP対応の携帯電話を新たに購入する必要もない。必要なものは、インターネット接続とウェブブラウザ、電話番号、「JAJAH」だけである。

JAJAHとは何なのか?

 JAJAHはウェブベースのVoIPサービスであり、そのサービスを利用すれば無料で地域内通話や国内通話、国際通話を行うことができる。利用方法は次の通りだ。まず、JAJAHのウェブサイトにアクセスする。同社のサービスはユーザー登録をしなくても試用できる。自分の電話番号と、電話を掛けたい相手の電話番号をウェブサイトの該当フィールドに入力し、緑色の[CALL]ボタンをクリックするだけだ。使用する電話は固定電話でも携帯電話でも構わない。また、会社のPBXシステム内の内線電話を使って電話を掛けることもできる。

 [CALL]ボタンをクリックした後、あなたの電話が鳴るのでそれに応答すると、通話が確立されるまでの間待つようにというメッセージが表示される。その後、相手の電話番号に電話が掛けられる仕組みになっている。なお、試用通話の時間は4分間に制限されている(訳者注:2007年4月現在、JAJAH日本語サイトでは5分間の試用が可能とされている)。アカウント(日本語サイトでは「ユーザー口座」)の作成は簡単だ。使用する電話番号は3つまで登録できる。

 電話を掛けるための操作を終えた後は、コンピュータの前にいつづける必要はない。コードレス電話または携帯電話を使用しているのであれば、通話しながら場所を移動することもできる。

料金はいくらなのか?

 登録を済ませてJAJAHメンバーになれば、米国(アラスカとハワイを除く)、カナダ、中国、シンガポール、香港、タイ(これらの国々は「Aグループ」に属する)のJAJAHメンバー間の通話が無料で行えるようになる。「Bグループ」に属する国々への通話は、固定電話を使ったJAJAHメンバー間の通話のみが無料となる。グループBに属する国にはヨーロッパの多くの国や日本、韓国、台湾など数十カ国・地域がある。

 特定の国への通話料金を知りたい場合には、JAJAHのウェブサイトを参照してほしい。以下に料金の例を挙げる(編集部注:下記の料金例はいずれも著者が確認した2007年3月現在の情報であり、日本からの各地域への通話料金については最新の情報をJAJAHのウェブサイトで参照されたい)。

  • 米国内では、非JAJAHメンバーへの通話は1分間当たり2.8セントである
  • 米国からアフガニスタン(通話料金が最も高額である国の1つ)へは、固定電話への通話が1分間当たり25.5セント、携帯電話への通話が1分当たり27セントである
  • 米国から英国へは、固定電話への通話が1分当たり3セント、携帯電話への通話が1分間当たり18.1セントである(EU圏内のユーザーは15%の付加価値税も支払う必要がある)

 支払い方法はクレジットカードや銀行振込、paysafecard、Moneybookersから選択できる。

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筆者Debra Littlejohn Shinderについて

Windows Server SecurityのMicrosoft Most Valuable Professional(MVP)として、多数の書籍や技術文書などの執筆、編集作業に力を入れながら、テクノロジーコンサルタント、トレーナーとしても活動する。警察官、警察学校のインストラクターとして活躍した経験を持つ。専門はMicrosoft製品とセキュリティ。

関連情報

「シンダー先生のシステム管理ゼミナール」 のバックナンバー

http://japan.zdnet.com/sp/feature/shinder/story/0,2000087897,20347195,00.htm
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