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箱売りVoIPビジネスモデルが本格始動:米国内通話無料の家庭向けサービスoomaを探る

月額従量課金のVoIPビジネスとは対照的に、アプライアンス販売のビジネスモデルでVoIPサービスを始めたooma。国内通話は無料と謳っている点も注目を集めている。家庭を対象としたoomaのサービスを探ってみた。

文:Deb Shinder
翻訳校正:吉井美有  2007年9月18日 08時00分

サービスの仕組みはこうなっている

 複数のレポートによると、ooma HubはLinuxベースのデバイスで、PtoPタイプのテクノロジを使って、oomaユーザーが現在維持することを求められている固定電話回線を利用している。ooma Hubは、あなたが電話をかけたい地域にいる他のoomaユーザーのooma Hubへとインターネットを介して通話を送る。そして、そのooma Hubがそのユーザーの固定電話回線を使用することで最終的に電話をつなげるのだ。この部分の通話は、遠距離通話になるあなたの固定電話回線を使う代わりに、あなたが電話をかけたい地域にいる他のoomaユーザーの線からのものとなるため、料金は無料になる。

 この仕組みはある意味素晴らしいアイデアであり、ユーザーがoomaボックスを利用するために固定電話サービスを必要とする理由もこれでわかるはずだ。同社は最終的には固定電話回線を有していない人々にもサービスを提供するとしているが、この仕組みを機能させるためには、固定電話回線を有しているoomaユーザーの数が相当多く必要となる。

 信頼性は高いのだろうか?oomaによると、電話会社におけるクラス5の交換機並の99.999%という稼働率を実現しているという。これは最高レベルの数字だ。

 すべてはまだベータテスト中である(俳優のAshton Kutcher氏が、顧客層を築くための大規模なキャンペーンにおける「クリエイティブディレクター」を務めている)。oomaはベータテストを行うユーザーを「White Rabbit」と呼び、彼らにoomaボックスを破格値で提供している。9月のボックス発売時には、口コミによって申し込みが増えるだろうという目論見があるようだ。

まとめ

 oomaは、VoIPを公衆電話網と組み合わせて使用することで、顧客にまったく新たな支払いモデルを提供する革新的な手法を実現することになる。彼らの言っているとおりに進めば、通常のVoIPを利用するよりもさらにコストを削減する方法を探している人々、特にいずれにしても固定電話回線を維持したいと思っている人々にとって、非常に魅力的なアイデアになるはずだ。

 まだ実証されていないテクノロジに対して400ドルを一括で支払うのはリスクが大きいだろうか?SunRocketアカウントの年間料金を前払いするよりも格段にリスクが高いというわけではない。SunRocketの顧客の多くは、同社が倒産した際に、前払いした料金の返還を受けられなかったからである。

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筆者Debra Littlejohn Shinderについて

Windows Server SecurityのMicrosoft Most Valuable Professional(MVP)として、多数の書籍や技術文書などの執筆、編集作業に力を入れながら、テクノロジーコンサルタント、トレーナーとしても活動する。警察官、警察学校のインストラクターとして活躍した経験を持つ。専門はMicrosoft製品とセキュリティ。

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