2.衛星を利用したコミュニケーション
Ralph氏によると、サンディエゴに拠点を置くTachyonは移動式の衛星基地局を2基、消防指令センターで使用できるようにと一時的に貸与することで消防チームを支援したという。またCal FireのCIOオフィスは、貸与された衛星アップリンクおよびダウンリンク機材一式を稼働させるためにAT&Tと連携している。
3.ソフトウェアインフラ
Ralph氏によると、彼らの業務はバックエンドで稼働するOracle DBMSを使用している。また、アプリケーションの配信においてはCitrix Systemsの製品に依存しているという。このシステムは、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用したクライアントサーバネットワークを通じて約4500ユーザーと接続されている。
Cal Fireのリソースには、コンピュータ支援ディスパッチ(CAD:Computer-Aided Dispatch)システムと呼ばれる一連のアプリケーションが含まれている。同システムは、911番にかかってきた電話を自動的に適切な職員にディスパッチする(転送する)というものだ。Ralph氏は「CADシステムは十分な冗長性を持っており、州内の22カ所に展開されている」と述べている。
火災が大きくなった際には、Cal FireはResource Ordering System(ROS:リソース管理システム)に切り替える。
ROSは全米規模の連邦システムであり、そのハードウェアはミズーリ州カンザスシティに置かれている。Ralph氏によると、Cal FireではROSとの接続に用いるコミュニケーション経路を冗長化しているという。また、ROSはCADシステムにおける一連のアプリケーションとの完全な相互運用が可能になっているという。
大規模火災の際には、Cal Fireは大災害と闘うために使用するブルドーザーやヘリコプター、固定翼機などのさまざまな装備の状況を把握しておくためにROSを利用する。
Ralph氏によると、現場のセンターにいるIT要員は、さまざまな役割や活動、リソースのニーズ、その他の関連データの状況を把握するためにIncinetと呼ばれるアプリケーションを利用するのだという。Ralph氏は、Incinetアプリケーションが衛星アップリンクやその他の手段を通じてCal Fireとコミュニケーションを行うと述べている。
4.衛星画像
FEMAが今回の火災で調整していると説明している連邦政府活動は多岐に渡るが、消火活動を行っている当局に画像を提供するためにNASAが行っている活動が抜け落ちている。
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