Red Hatは米国時間3月5日、「Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Host」(RHELAH)をリリースした。自社OSとコンテナのセットを法人市場に提供していく。
RHELAHは、セキュアで信頼性の高いコンテナアプリケーションを、オープンハイブリッドクラウドをまたがって実行させるために作り上げられた専用のコンテナホストだ。RHELAHによって、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6」や「RHEL 7」向けに開発されたアプリケーションをコンテナの形式に容易にパッケージ化、実行するために必要となるすべてのコンポーネントが提供される。
Red Hatは、自社のLinuxディストリビューションとコンテナを融合させた最初の企業というわけではない。2014年半ばに「CoreOS」で初めてこのアプローチが採用され、同年末にはCanonicalが「Ubuntu Core」で後に続いている。ただ、Canonicalはデータセンターからクラウド、そしてモノのインターネット(IoT)に至るまでのすべてをこのアプローチで網羅しようとしている一方、Red HatはCoreOSと同様にサーバとクラウドに焦点を当てている。
RHELAHは現時点では、RHELのサブスクリプション契約者のみに提供されている。しかし、「CentOS」や「Fedora」、RHEL向けの「Project Atomic」のコンテナコードは無償で利用可能だ。
提供:Red Hat
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。