仮想化分野でもクロスプラットフォームを展開するMS--レッドハット、ヴイエムウェアとの関係は

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2015年02月25日 11時58分

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 Microsoftはクロスプラットフォーム展開を拡大する中で、競合他社に愛想よくしているが、接し方が回りくどいこともある。

 例えば、仮想化分野で起きていることを考えてみてほしい。Microsoftは既に、一部のLinuxディストリビューションを「Azure」の仮想マシン上で実行するオプションを提供している。現在のところ、そのLinuxディストリビューションには、Canonicalの「Ubuntu」やOpenLogicの「CentOS」のほか、「CoreOS」「Oracle Linux」「SUSE Linux Enterprise」「Open SUSE」などがある。

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 このリストにRed Hatの名前はまだない。筆者が2014年秋に述べたように、多くのMicrosoft顧客は、Red HatがAzureで認定、サポートされることに大きな関心を寄せている。これがまだ実現していない原因が、MicrosoftとRed Hatのどちらにあるのかは不明だ。舞台裏ではさまざまな見解が提示され、責任追及が行われているが、Red HatのLinuxがサポートされるのか、されるとしたらいつになるのかについて、新たな情報はない。

 とはいえ、Microsoftは米国時間2月23日、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)の最新版「Red Hat Enterprise Linux 7.0」が、オンプレミスの「Windows Server」上の「Hyper-V」でゲストとしてサポートされたことを発表した。

 RHEL 7.0は「Windows Server 2008 R2 Hyper-V」「Windows Server 2012 Hyper-V」「Windows Server 2012 R2 Hyper-V」での実行が認定されている(2012 R2 Hyper-Vの認定には、第1世代と第2世代の両方の仮想マシンが含まれる)。MicrosoftのVirtualization Blogの記事によると、「RHEL 5.9」以降や「RHEL 6.4」以降など、32ビット版と64ビット版のRHELの旧バージョンもRed Hatによって認定されているという。

 一方、ハイパーバイザと言えば、MicrosoftのHyper-Vの最大のライバルはVMwareだ。

 CRNの先週の報道によると、Microsoftは2015暦年第3四半期までにVMwareベースの仮想マシンをAzureで実行できるようにする計画だという。Microsoft関係者はこの報道についてコメントを控えた。しかし、MicrosoftがVMwareをAzureで実行可能にする戦略を既に発表しており、それ以上何が必要なのか、筆者にはよく分からない。

 Hyper-VのMost Valuable Professional(MVP)受賞者であるAidan Finn氏に質問したところ、Microsoftが2014年のInMage買収で手に入れたテクノロジによって、VMwareサポートが可能になるという。MicrosoftはInMageのテクノロジをベースとする「Migration Accelerator」を限定プレビューとしてテストしている。Migration Acceleratorは、現在の「Hyper-V Replica」と同様の形で、物理マシンとVMwareマシンをAzureに移行させるツールだ。

 Microsoftは10月のTech Ed Europeで、「Azure Site Recovery」(ASR)テクノロジが「vSphere」ワークロードのAzureへのレプリケーションもサポートすることを発表した。これにより、VMwareの顧客はMicrosoftのディザスタリカバリ・アズ・ア・サービスにアクセスできるようになる。

 「一部でInMage買収の成果が出始めている。私としては、Microsoftは非常に優れた機能を追加したという印象だ。まだ初期の段階だが、『System Center』を要件から除外したことで、関心が大きく高まった。ASRに大きな関心を示している顧客やパートナーには、VMwareの顧客とパートナーも含まれる」(Finn氏)

 「サービスのクラウドへの移行に関して言えば、それが大規模な移行であれ、ハイブリッド戦略の一環であれ、顧客はクラウド仮想化プラットフォームを管理する必要がない限り、そのプラットフォームが何なのかは気にしないと思う。Azureを動かすHyper-VでVMwareの顧客が快適な体験を得られたとしても、Microsoftに不満はないはずだ」(Finn氏)

 Finn氏によれば、Microsoftのクラウド分野でのクロスプラットフォーム戦略は、「Acompli」や「Sunrise」など、自社開発や新たな買収で手に入れたアプリとサービスの「iOS」版や「Android」版をより多く公開するためにMicrosoftが行ってきたことと、それほど違わないという。Microsoftのテクノロジが何らかの形で関わっている限り(OSやクラウド、あるいはそこで稼働するアプリやサービス)、新生Microsoftはそれを勝利と考える。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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