Facebook AI Research(FAIR)は米国時間8月18日、テキストの表現や分類を行うコードのライブラリ「fastText」をオープンソース化したと発表した。また、fastText関連の研究結果も公開した。
Facebookの「Messenger」サービス上ではチャットボットが急速に増えているものの、その質自体は理想にはほど遠いというのが現状だ。そのようななか、同社の今回の動きはより優れたボットの構築に役立つはずだ。同社は7月後半、Messenger上で1万8000以上のボットが稼働していると述べていた。
FAIRによると、テキストの分類に特化しているfastTextは、深層学習による分類と比べると正確さは同程度であり、訓練と評価では「数桁レベル」で高速に動作するという。発表には「10億以上の単語の訓練が、標準的なマルチコアCPUを用いて10分未満で完了した」と記されている。また、30万以上のカテゴリにおよぶ50万の文章を5分もかからずに分類することもできるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。