小山安博の戦略
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意外にバカにならないダウンロード時間
かゆいところに手が届かないクラウドサービス
自宅にあるメインマシン、モバイル用のノートPC、出張時のメインマシン用に使うMacBook Proと、複数のPCを併用しているとデータの同期方法で悩ましい。テキスト原稿自体はDropboxを使うことで同期化できているが、テキスト以外のデータが困る。
Dropboxの容量を増やすこともできるが、すべてのデータをローカルにも同期してしまうため、容量の限られるモバイルPCと同期されても困る場合がある。その時によって必要なファイルは異なるので、不要なファイルを同期しても無駄だし、あまり現実的ではない。
そうなると、逐一必要なものだけを選んでメインマシンから引っ張り出すのが、結局は一番安全だし、使い勝手もいい、ということになる。
ところが、今度はダウンロードするのに無駄に時間がかかる、という事態に陥る。画像や動画などのマルチメディアファイルを外出先でダウンロードするのは、とにかく時間がかかってしまうのが難点だ。
メインマシンからのデータだけでなく、外部から大容量のファイルが送られてくることもあり、メール添付、ファイル共有サービスなどが利用されるが、いずれにしてもダウンロードに時間がかかるのは変わらない。
このダウンロード時間というのは意外にバカにならないもので、特にモバイル環境で回線速度が限られている場合には結構待たされてしまう。こういった細かい積み重ねが、作業の効率を左右することもよくあるのだ。
常に必要ではないファイルが、必要なときにすぐに引き出せるか。これを実現するのは個人ではなかなか難しいのだ。
小山安博（フリーランスライター）
元PC系ウェブ媒体編集者。その流れでPC、デジカメ、携帯電話、オーディオプレーヤー、セキュリティなどを中心に執筆。基本的に小さいものが好きで、世の中には欲しいものがいっぱい。
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