仮想化技術がある程度普及している現在でも、1台のマシンに複数のOSをインストールしたり、バージョンが異なるアプリケーションの同時実行環境を準備することに躊躇する方も多いのではないでしょうか。手間がかかるだけでなく、ミスによってデータが消滅してしまう危険性があるからです。
Windows 7では、新たに仮想ディスクフォーマット「VHD」を採用。VHDはブートドライブとしても利用できるため、OSの導入と切り替え作業を簡単・便利に行えるようになります。また、Windows Server 2008 R2もVHDに対応。サーバOSでもそのメリットを享受できるでしょう。
「近年のデータセンターの傾向としては仮想化の活用が避けて通れない道となっているが、「Dynamic Data Center」ではそれを一歩進めて、物理環境と仮想環境の区別を無くすことを目指すという。そのために、Windows Server 2008 R2で提供される機能がVHDフォーマットだ。」