小山安博の戦略
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VHDのいいところはパフォーマンスが優れている点
Windows 7環境ではVHDの利用が視野に
IT系の仕事をしていて、普段は使わないけど、意外に必要になってくるのが複数のOS。ソフトウェアを検証する際に、インストールは必要だけど検証のためだけに仕事の環境に導入したくない。そういったことがままあるからだ。
そういうとき、WindowsであればVirtual PC、MacならParallels Desktopを使っているが、Windows 7では仮想ディスク（VHD）の利用も視野に入る。VHDの場合、実体はメインPCのファイルだが、まるで別パーティションにインストールされたOSのように動作する。
パフォーマンスに優れるVHD
VHDのいいところは、従来の仮想マシンに比べてパフォーマンスに優れるという点。従来はあまり重い作業を仮想マシンに行わせるのは気が引けたが、VHDであればパフォーマンスが必要な作業も行える。MacでいえばParallelsとBootcampの違いといえばいいだろうか。
筆者は個人宅で作業しているため、無制限にPCの台数を増やすことはできない。それが、パフォーマンスを維持した状態で複数のOS環境を使い分けられるというメリットを得られるわけだ。PCが1台ですむため、スペースも電気代も節約できる。
VHDは単なるファイルなので、いつでも削除して環境をリセットすることもできるし、無理な作業を行ってもいい。ネットワークにつながないでウイルス感染のテストもできてしまう。
そして、まだ試していないが、VHDのネットワーク越しのマウントも便利そうだ。別マシンからVHD内のデータにアクセスできるというのがメリットで、メインマシンのそばにいなくてもVHD内のファイルを取得できる。メインマシンが起動していて、その中のVHDにあるファイルが必要というときに、いちいちVHDの仮想OSを起動する必要がない。
個人的にこれでサーバを複数構築するような状況にはないが、個人用途であっても、私のような仕事には有効な機能だ。
小山安博（フリーランスライター）
元PC系ウェブ媒体編集者。その流れでPC、デジカメ、携帯電話、オーディオプレーヤー、セキュリティなどを中心に執筆。基本的に小さいものが好きで、世の中には欲しいものがいっぱい。
ブログ「へなちょこにライティング」も見てね。
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