2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
Ridgelinez 代表取締役CEO 今井俊哉氏
2021年の年頭に辺り、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
Ridgelinezは設立から初の新年を迎えました。2020年は、変革への志を持つ「チェンジリーダー」の皆さまとお会いし、たくさんの想いを伺いました。多くの企業にとって、これまでにない変革を要する一年だったのではないかと感じています。具体的に見えてきた課題をどう解決し、変革を実現に導いていくのかを私たちの大きな使命と捉え、2021年は大きく二つのことに取り組みたいと考えています。
一つ目は、私たちのブランドプロミスである「未来を変える、変革を創る」をより深く実践していくことです。消費者の行動や企業における働き方は一変し、企業の存在意義自体に影響を与え、企業戦略の再構築や事業構造の転換、それに伴う人材マネジメントの在り方など企業文化全体の変革が余儀なくされています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質は「変革」です。お客さまの変革を、これまで蓄積してきた知見と国内外のパートナーシップを活用し、より具体的な形で支えてまいります。
もう一つは、これらの変革を支える「変革創出企業」としての基盤作りの加速化です。2020年から取り組んでいる、Professional Firmに相応しい人事制度の導入やトレーニングに加え、互いの能力を尊重し活かし合う文化の醸成により多様な個性と才能を融合することによって、お客さまの変革をさらに加速化できるよう、新たな視点と価値を提供してまいります。
Ridgelinezの社名は、山の稜線(ridgeline)になぞらえ「お客さまとともに変革の稜線を最後まで歩んでいく」という思いを込めています。変革は痛みを伴うものです。これを成功に導くにはチェンジリーダーだけでなく組織の一人ひとりが変革を自分事として捉え、納得感を持って推進する必要があり、そのための仕組み作りが経営者の重要な仕事であると考えています。この地道ともいえる変革のプロセスに伴走し、チェンジリーダーの皆さまを最後まで支え抜く体制を拡大・強化してまいります。
Ridgelinezの発想の起点は「人」です。変革に挑む「人」、そして変革の先にいる「人」を深く理解し、チェンジリーダーとステークホルダーをつなぎながら変革を成功へ導くために、2021年はさらにスピード感をもって皆さまのDX推進をご支援させていただくべく全社員一丸となってサービス提供をしてまいる所存です。
なお一層のご指導・ご鞭撻の程を何卒よろしくお願い申し上げます。